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国士無双 長編歴史小説 ノン・ポシェット
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国士無双 長編歴史小説 ノン・ポシェット

伴野朗(著者)

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国士無双 長編歴史小説 ノン・ポシェット

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/
発売年月日 1999/12/20
JAN 9784396327231

国士無双

¥220

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

国士無双と呼ばれた天…

国士無双と呼ばれた天才武将。負けてばかりの劉邦陣営にあって唯一白星を取り続け、王となるも、最後は粛清された韓信。彼の生涯を綴ったこの作品は、全体的に司馬遼太郎の『項羽と劉邦』の要約のような観もあるのですが(司馬遼太郎も韓信については割りとくわしく書いていたので)、もちろん伴野朗な...

国士無双と呼ばれた天才武将。負けてばかりの劉邦陣営にあって唯一白星を取り続け、王となるも、最後は粛清された韓信。彼の生涯を綴ったこの作品は、全体的に司馬遼太郎の『項羽と劉邦』の要約のような観もあるのですが(司馬遼太郎も韓信については割りとくわしく書いていたので)、もちろん伴野朗ならではのオリジナリティーもあります。韓信をとりまく女陰陽士や最愛の妻、執念深い秦の密偵などは完全に創作ですね。ただ、項羽の鉅鹿の戦いの作戦を韓信が立案したことになっていましたが、それではあんまりに項羽がひどい人になってしまうのでは

文庫OFF

2018/05/11

いわば項羽と劉邦の物語なんだけれど、ここでの主人公は軍事の天才で、常勝将軍と讃えられた韓信が務める。「背水の陣」や「四面楚歌」の語源由来を学ぶ。項羽に仕えるも重用されずにその配下から離れ、劉邦の下で頭角を現すが降格に次ぐ降格で反乱を起こし、ついには呂后の手にかかる。「韓信の股くぐ...

いわば項羽と劉邦の物語なんだけれど、ここでの主人公は軍事の天才で、常勝将軍と讃えられた韓信が務める。「背水の陣」や「四面楚歌」の語源由来を学ぶ。項羽に仕えるも重用されずにその配下から離れ、劉邦の下で頭角を現すが降格に次ぐ降格で反乱を起こし、ついには呂后の手にかかる。「韓信の股くぐり」なる不名誉な行為さえ、教訓めいた故事として伝える将軍。平民から斉王にまで上り詰めた男なれども、その虚しい最期は彼が謙虚さを欠き、自らの功を誇ったことに因ると著者は括る。そうだろうか。項羽にせよ劉邦にせよ、有能な部下ほど畏れて遠ざけ、挙げ句に処刑するんだもの。

Posted by ブクログ

2008/09/03

2007/8/23 Amazonにて購入。買い逃していた本。 2008/8/14~9/2 項羽と劉邦の両方に仕えた韓信の物語。「韓信の股くぐり」、「国士無双」、「背水の陣」、「四面楚歌」と現在でも関係する言葉が残っている軍事の天才である。最後は高祖となった劉邦の婦人呂氏によって誅...

2007/8/23 Amazonにて購入。買い逃していた本。 2008/8/14~9/2 項羽と劉邦の両方に仕えた韓信の物語。「韓信の股くぐり」、「国士無双」、「背水の陣」、「四面楚歌」と現在でも関係する言葉が残っている軍事の天才である。最後は高祖となった劉邦の婦人呂氏によって誅殺される。 このような話を読むと、歴史は繰り返されることがよくわかる。乱世の英雄は平時には活躍する場がないのだ、と。徳川家康はこのあたりの古事を知った上で、跡継ぎを秀忠に譲ったのであろう。 伴野朗氏の作品はあと、三国志10冊を残すのみとなった。

Posted by ブクログ

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