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檀一雄の光と影 「恵子」からの発信
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1999/09/20 |
JAN | 9784163550305 |
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檀一雄の光と影
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檀一雄の光と影
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
ちょっと読みにくいところがあったり、たとたどしいところがあったりするが、そういう人生をあゆんだ一人の女性のやはりそれなりに潔いアウトプットだと思う
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
入江杏子さん、1927.7.14生まれ、本名は久恵で、子供の頃はひぃちゃんと言われてたそうです。壇一雄の「火宅の人」は、著者が20歳の時出会った壇一雄と、その後15年にわたる交流が書かれていて、桂一雄と矢島恵子の物語。その「恵子」のモデルが著者。「壇一雄の光と影」、恵子からの発信、1999.9発行。壇一雄: 1912.2.3~1976.1.2。男女の仲は当事者にしかわからないということを改めて感じた一冊でした。
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『檀』を読んだあとは、やはり耐え忍んだ奥さんに軍配があがるのだな、と思ってしまっていた。この本を読んでよかった。愛とはなんだ、なんていうヤボなテーマはさておき、ヨソ子さんにはヨソ子さんの、杏子さんには杏子さんの、それぞれの愛し方、愛され方があったのだ。世が世なら、または環境さえ整...
『檀』を読んだあとは、やはり耐え忍んだ奥さんに軍配があがるのだな、と思ってしまっていた。この本を読んでよかった。愛とはなんだ、なんていうヤボなテーマはさておき、ヨソ子さんにはヨソ子さんの、杏子さんには杏子さんの、それぞれの愛し方、愛され方があったのだ。世が世なら、または環境さえ整っていたなら、杏子さんが檀の奥さんになっていたかもしれない。それでもそうならなかった現実と同じような愛し方、愛され方だったのだろうと思う。双方からの発信を読み終えて、ちょっぴり杏子さんの人生に気持が寄ってしまうのは、こちらのほうが後に出たからだろうか。そして、改めて檀という男の魅力、苦悩も伝わってきた。もしかしたら、檀が一番つらかったのかもしれない、とまで思ってしまうほどに。まあとにかく彼らの日々がこうして本となり、語り継がれていくことが、すごい。人を好きになるという、どうしようもなさが、すごい。
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