まず、「あるがままの自分」から始めよう 人生に勝つ男の流儀

弘兼憲史(著者)

• 販売会社／発売会社: 大和書房/
• 発売年月日: 1999/09/30
• JAN: 9784479790471

商品レビュー

2023/01/26

20年ちょっと前に購入しました。何かに悩んだり、不安になったらちょくちょく読んでいました。今胸に刺さるフレーズは、「やれることをやって、それでも力及ばないときがあったら、静かにポジションを変える。いままでのポジションではもはや限界なのだから、悪あがきしないで新しい守備範囲を持つということだ」「どんな現実と向き合っても、やることは同じなのだ。いま立っている場所から一歩ずつ歩いていく。」です。筆者はこれを、爽快なニヒリズムと呼んでいます。なかなかこのような境地にはたどりつけず、20年が経過してしまいました。20年前はデフレ、現在は物価高と、取り巻く経済状況は違いますが、厳しい情勢にはかわりありません。それでも、筆者の言うように、目の前のことに向き合っていきたいと思いました。

2016/09/26

本当に友達は必要か。
友達が大事なのではなく、友達のいない自分に心細さを感じているだけ。
数の多さがそのまま私生活の充実度と勘違い。
友人と過ごす時間が多いほど、自分が成長するような錯覚。

自分の中の気弱な部分や不安な部分をそのまま見つめる。自信のなさを正直に認める。ただしそこにとどまらない。自信がないからこそ今何をしなければならないのかごまかさずに答えを出す。出された答えにはためらいなく従う。

非や欠点を認めることは、自分を否定することではなく、肯定すること。

2006/07/16

生きる確信とは、自分を突き放して現実に従ったとき、ごく自然に生まれてくるものではないのか。
苦しみはそこから始まるのかもしれない。いままでのように安易な逃げ道や妥協は許されないのだから、ときに厳しい選択を迫られるだろう。けれども確信があれば迷いは消える。自分に執着せず、ありのままの現実を受け止めたときには、腹を括るしかないのだ。自分がどんなに卑小な存在だとしても、そんな自分をとことん信じて現実と向き合うしかない。