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遠藤周作文学全集(4) 長篇小説 4
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商品詳細
内容紹介 | 内容:スキャンダル. 深い河 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1999/08/10 |
JAN | 9784106407246 |
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遠藤周作文学全集(4)
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
深い河は少し前にEテレのこころの時代で「宗教の壁を越える“玉ねぎ”」というタイトルに惹かれて見たところ面白くそのうち見たいと思っていた。 スキャンダルはこれがポルノ扱いされて遠藤周作のノーベル賞は見送られたという。先日初めて大江健三郎を読み下ネタの凄さに驚いた。下ネタ大江が取れたノーベル賞を阻んだ作品とはどんなものだろうという野次馬根性が湧いた。 この二つが揃った本作を手に取ることにした。 結論としてスキャンダルがポルノ扱いはデマじゃないかと思う。単純に遠藤周作のキリスト教観が欧米人のお気に召さなかっただけじゃないか。 面白かったけど結末をもっとはっきりさせてくれたらなお良かったな。 深い河も面白かったのだが何だか感想をまとめることができない。自分の言葉では足りないような気がした。 とりあえずインドで自分探しをする人もそれを嘲笑う人も苦手だなと改めて思った。
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☆ スキャンダル 私小説の形を取った幻想物。 テーマは「悪」「罪」・・・・ ドッペルゲンガー、性倒錯、日中戦争での虐殺・・・と、いつもの遠藤らしく盛りだくさん。 知識人には引き出しがたくさんありますからね。 それがどうした・・・という感じがしないでもない。 おおよそ、中国人一家皆...
☆ スキャンダル 私小説の形を取った幻想物。 テーマは「悪」「罪」・・・・ ドッペルゲンガー、性倒錯、日中戦争での虐殺・・・と、いつもの遠藤らしく盛りだくさん。 知識人には引き出しがたくさんありますからね。 それがどうした・・・という感じがしないでもない。 おおよそ、中国人一家皆殺しと性的嗜好を結びつけるのは、むしろ短絡的とも思える、安直でもある。 戦中の虐殺など持ち出さなくても、作品として成り立つはず。 いかにも・・・・社会派ですよと言わんばかり。 そこが、この「スキャンダル」をあえて書いた遠藤が、まだまだ脱皮できていないところかも。 ☆ 深い河 読み応えがある・・・・と感じるのは、あまりに人生の深さを背負い込むことが多いせいだろうか。 登場人物のそれぞれが重い過去を持ちながら、インドを旅する。 テーマがいくつもある。 イエス(たまねぎ)のこと、人生のこと、輪廻のこと、生きるということ・・・・。 とはいえ、遠藤のテーマ「あの人」という問いは底流している。 捕らわれた大津という人間。 これがまさにイエスなのだ。 成瀬という婦人は、あまりにも実在しない女性だろう。 男性が観察した女性という感じがしないでもない。 いずれにしても、まさに大河ドラマを観るようで、読後はしばらく動けない。
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