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双獣の棲む家 義母女医と二人の少年 フランス書院文庫
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双獣の棲む家 義母女医と二人の少年 フランス書院文庫

鳳春紀(著者)

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双獣の棲む家 義母女医と二人の少年 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 1999/11/10
JAN 9784829609231

双獣の棲む家

¥440

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2012/08/05

魔少年義息に翻弄される義母の懊悩と自覚

タイトルやあらすじから「双獣」の登場に期待を抱かせるが、実際のところ「獣」と呼べるのは1人である。ただし、見方によっては2人目の「獣」が目覚める余韻を残した内容とも言える。基本線は魔少年な義息に翻弄される義母の懊悩と葛藤、そして繰り返される情交を通じた淫欲の目覚めと確立を堪能する...

タイトルやあらすじから「双獣」の登場に期待を抱かせるが、実際のところ「獣」と呼べるのは1人である。ただし、見方によっては2人目の「獣」が目覚める余韻を残した内容とも言える。基本線は魔少年な義息に翻弄される義母の懊悩と葛藤、そして繰り返される情交を通じた淫欲の目覚めと確立を堪能する作品である。 主人公の独り善がりな欲望が初期設定に近い形になっているため、冒頭から官能描写が始まり、その後もずっと続くいやらしさがある。義母の職業である「女医」、つまり病院絡みの展開がもう少しあってもよかった気も若干したが、情交のシチュエーションは概ね良好。強引な交わりが次々と出てきては次第にエスカレートしていく淫猥さを存分に感じた。心は抗っているのに体が反応してしまい、昂ぶってしまい、受け入れてしまう義母の心情をモヤモヤッと描写しているところや、最後に至って、これこそ自分が求めていたものと気づく流れなどに鳳作品らしさがある。 伏線と思しき小ネタを散りばめているため、それが少しばかり回りくどいようにも感じたり、唐突にぶった切ったような幕の下ろし方にも違和感が無くもないが、たっぷり盛り込まれた官能描写を経て母から女に変貌していく淫らな心の移ろいを堪能した。

DSK

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