1,800円以上の注文で送料無料

本格推理(14) 密室の数学者たち 光文社文庫文庫の雑誌
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

本格推理(14) 密室の数学者たち 光文社文庫文庫の雑誌

光文社(著者), 鮎川哲也(編者)

追加する に追加する

本格推理(14) 密室の数学者たち 光文社文庫文庫の雑誌

定価 ¥754

¥330 定価より424円(56%)おトク

獲得ポイント3P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

6/16(日)~6/21(金)

商品詳細

内容紹介 内容:被拐取者に発言させない事 千桂賢丈著. 手首は現れた 雨月行著. 壊れた時計 森輝喜著. 見えない時間 山沢晴雄著. ドルリ-・レ-ンからのメ-ル 園田修一郎著. 時間を売る男 堀内胡悠著. 最終バスの乗客 坂本富三著. 問う男 林泰広著. 溺れた人魚 目羅晶男著. 氷上の歩行者 琴平荘介著. あるピアニストの憂鬱 霧承豊著. 我が友アンリ 田辺正幸著. 教授の色紙 村瀬継弥著
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1999/06/20
JAN 9784334728403

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

6/16(日)~6/21(金)

本格推理(14)

¥330

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/05/28

鮎川哲也編集による一…

鮎川哲也編集による一般公募の作品集第14弾。中でも田辺正幸氏の「我が友アンリ」は突出した傑作。

文庫OFF

2021/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらず玉石混交の短編集。こうも並べると文体のレベルの違いが如実に判り、苦痛を強いられる読書もあった。 今回は純粋に推理してみた。そのため、真相ないし犯人が判ったものが13編中4編あった。 「ドルリー・レーンからのメール」はハンドルネーム「ドルリー・レーン」の正体が、「最終バスの乗客」も乗客が語る事件の犯人が(この作品は女性の通り魔殺人での状況説明がそのまま犯人を名指ししている風にしか読めないのが欠点。文体はかなりしっかりしているだけに勿体無い)、「我が友アンリ」は犯人、ダイイング・メッセージの意味、そして作者が作品全体に仕掛けた思惑が(そういう意味では鮎川氏の冒頭の解説は全く以って蛇足だなぁ)、「教授の色紙」は真相そのものがそれぞれ判った。 逆にアンフェアではないかと思わされた作品もあった。 「壊れた時計」は救急車の出動に関するアリバイ工作についてはまだしも納得できたが、ヒントで何度も繰り返される「壊れた時計」についての真相はあまりにひどすぎる。これは真相を明かされても悪い意味で呆然としてしまった。 「見えない時間」もそうだ。ラーメン屋の屋台の主人と窃盗犯が腹違いの兄弟なんて、想像すら出来ない。そのためのヒントが必要でしょう。この作者山沢晴雄氏は今までこのアンソロジーで発表された作品同様、アリバイトリックが複雑すぎるのが難で、しかも今回は首の無い死体の必然性については何の言及もされていない。この人はアリバイ物しか興味が無いのだろうと思わされた。 今回秀逸作は「問う男」、「あるピアニストの憂鬱」の2作。両方とも私が求めるトリック・ロジック+αを備えており、読後感が良い。 「問う男」は提出された事実に対し、ニュースキャスターとサンタの扮装をした人物が全く逆のストーリーを作るという趣向が○。この作者も今ではミステリ作家で構成・アイデアとも一歩抜きん出ている感じがした。 「あるピアニストの憂鬱」は事故現場で拾った手首が実は犯人がポケットに入れていた妻の手首であるという真相は面白い。また作品全体に流れる諦観めいた雰囲気が読後に余韻を残した。 そのほか、いい意味でも悪い意味でも印象に残った作品は、まず「溺れた人魚」。こちらはいい意味で真相にやられたと思わせられた。まったく死海とは考え付かなかった。 次に「氷上の歩行者」。こちらは悪い意味で。池の離れ小島で行われる短編ミステリの競作という趣向はもとより、この大トリックは可能だろうかと大いに疑問だ。島田荘司氏が喜びそうなアイデアだがどうも現実味に欠ける。レコード盤のように池面の氷を4WD車のウィンチで動かそうというのだ。第一、池面の氷が割れるでしょう。 以前はこのアンソロジーに採用されていた作品といえば、密室物、クローズド・サークル物とどれもこれも似たような内容で、しかも素人のくせにシリーズ探偵が出てくるというどこか履き違えた作品が多かったが、ここに至ると事件の趣向もヴァラエティに富み、本格の裾野の広がりを感じた。 応募作品の集合体という性質上、水準以上という評価が出来るようなインパクトは得られないが、以前に比べ、格段に質は上がっていると正直思う。次回も謎解きをする構えで読もうとするか。

Posted by ブクログ

2010/06/10

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2071536.html) (収録作品)手首は現れた(雨月行)/あるピアニストの憂鬱(霧承豊)/氷上の歩行者(琴平荘介)/最終バスの乗客(坂本富三)/ドルリー・レーンからのメール...

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2071536.html) (収録作品)手首は現れた(雨月行)/あるピアニストの憂鬱(霧承豊)/氷上の歩行者(琴平荘介)/最終バスの乗客(坂本富三)/ドルリー・レーンからのメール(園田修一郎)/我が友アンリ(田辺正幸)/被拐取者に発言させない事(千桂賢丈)/問う男(林泰広)/時間を売る男(堀内胡悠)/教授の色紙(村瀬継弥)/溺れた人魚(目羅晶男)/壊れた時計(森輝喜)/見えない時間(山沢晴雄)

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品