![古事記と日本書紀 「天皇神話」の歴史 講談社現代新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001287/0012879210LL.jpg)
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古事記と日本書紀 「天皇神話」の歴史 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1999/01/20 |
JAN | 9784061494367 |
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古事記と日本書紀
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古事記と日本書紀
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商品レビュー
3.1
11件のお客様レビュー
本書は「古事記伝」で…
本書は「古事記伝」で知られる本居宣長にとっての「古事記」から始まり、中世、古代、そして近代における「古事記と日本書紀」について書かれている。従来の古代の範囲で扱われるものを全時代を通してみることで今までとはまた一味違った「古事記」と「日本書紀」が楽しめる。本文から引用が多く書かれ...
本書は「古事記伝」で知られる本居宣長にとっての「古事記」から始まり、中世、古代、そして近代における「古事記と日本書紀」について書かれている。従来の古代の範囲で扱われるものを全時代を通してみることで今までとはまた一味違った「古事記」と「日本書紀」が楽しめる。本文から引用が多く書かれている。しかし本文の内容については簡単にしか書かれていないので、ある程度本文の内容を理解した上で読むことをすすめる。
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古事記・日本書紀は…
古事記・日本書紀はいわゆる日本民族の神話ではない。中国から脱却して、日本という世界を確立するため、そして天皇の支配の正当性を主張するために用意された物語である。本書の主張のエッセンスはこれにつきる。古事記・日本書紀の日本における役割について歴史的に解説している。古事記・日本書紀...
古事記・日本書紀はいわゆる日本民族の神話ではない。中国から脱却して、日本という世界を確立するため、そして天皇の支配の正当性を主張するために用意された物語である。本書の主張のエッセンスはこれにつきる。古事記・日本書紀の日本における役割について歴史的に解説している。古事記・日本書紀の入門書かと思いきや、他の研究者の主張の引用とそれへの反論が多く、どちらかというと学術論文のような体裁。初心者は別の本からどうぞ。
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『古事記の達成―その論理と方法』(1983年、東京大学出版会)以来、『古事記』と『日本書紀』を一体のものとしてとらえる「記紀神話」という枠組みを批判してきた著者が、あらためて『古事記』と『日本書紀』のちがいを説くとともに、「記紀神話」解釈の歴史についても論じた本です。 著者の他...
『古事記の達成―その論理と方法』(1983年、東京大学出版会)以来、『古事記』と『日本書紀』を一体のものとしてとらえる「記紀神話」という枠組みを批判してきた著者が、あらためて『古事記』と『日本書紀』のちがいを説くとともに、「記紀神話」解釈の歴史についても論じた本です。 著者の他の著作を読んだことのあるひとにとっては、『古事記』と『日本書紀』のちがいにかんする著者の議論はすでになじみ深いものです。本書では、9世紀における講書を通じた「日本紀」の形成と、本居宣長による記紀神話解釈、さらに近代以降の「日本神話」というイデオロギー装置の形成から、戦後の研究に「記紀神話」という枠組みがのこることになった経緯について論じられています。 全体を通じておもしろく読めたのですが、新書の分量のなかに多くの話題を詰め込みすぎなのではないかという印象を受けます。著者の年来の主張である『古事記』と『日本書紀』のちがいが説明され、それを踏まえて「記紀神話」という枠組みの形成史を解き明かすというのが、おそらく本書のもくろみなのでしょうが、「日本神話」の入門として本書を手にとる読者が多いのではないかということを考えると、どちらか一方にテーマを絞って、よりていねいに解説をおこなったほうがよかったのではないかという気がします。
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