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丸山眞男 音楽の対話 文春新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1999/01/20 |
| JAN | 9784166600243 |

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丸山眞男 音楽の対話
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商品レビュー
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丸山ゼミの卒業生であり、ケンウッドに勤めて日本の音楽産業を支えてきた著者が、師の丸山とのあいだに交わされた音楽をめぐる話を「丸山眞男との私的対話」として再構成した本です。 「「調性」を出発点とし、「形式」を物差しとして楽曲を分析し、音楽史を辿る」ことが、丸山の音楽を理解する「方...
丸山ゼミの卒業生であり、ケンウッドに勤めて日本の音楽産業を支えてきた著者が、師の丸山とのあいだに交わされた音楽をめぐる話を「丸山眞男との私的対話」として再構成した本です。 「「調性」を出発点とし、「形式」を物差しとして楽曲を分析し、音楽史を辿る」ことが、丸山の音楽を理解する「方法」だったと著者は述べています。著者は「丸山の音楽理解は「感性」と「見識」の、絶妙なバランスの上に成り立っていたと思う」とまとめていますが、クラシック音楽を理解するためのきわめてオーソドックスな方法といってよいでしょう。こうした方法にもとづいて、丸山は自宅に置かれている大量のスコアを読み解き、さらに若いころから多少はたしなんでいたピアノの演奏に、50歳をすぎて精力的に取り組んだことを、著者は明かしています。 さらに、モーツァルトやベートーヴェンの楽曲や、フルトヴェングラーの指揮による演奏を理解するにあたって、彼らの生きた時代のなかで、その強烈な個性がはたした役割を浮き彫りにするのは、丸山の思想史研究の方法に通じています。また、丸山が日本の思想史の底につねに存在しつづけてきた「古層」を掘り起こす試みが知られていますが、彼は「執拗低音」という音楽の概念を用いてその説明をおこなっていました。著者はバッハの《シャコンヌ》の執拗低音についての解説をおこなうとともに、「丸山眞男先生を偲ぶ会」での天満敦子による《シャコンヌ》の演奏にも触れて、丸山の音楽へのかかわりの深さを象徴的に示すエピソードを紹介しています。 丸山がクラシック音楽に造詣が深かったことは、丸山の読者の多くに知られていますが、彼の思索とのかかわりについての立ち入った考察は、いまだじゅうぶんになされていません。本書は、あくまで著者の眼に映じた丸山という人間をえがいたものですが、ある程度このような興味をいだく読者の期待にこたえてくれるように思います。
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丸山眞男の弟子であるが、特異な分野を歩いたヒト 中野雄が、みた丸山眞男。 思想家として有名であったが、あまりふれなかったヒト。 今回の本で、丸山眞男をソウフツとさせるモノがある。 こうやって、違った分野でもすごい能力 を持っていたことがよくわかる。 人間は、多能であることは...
丸山眞男の弟子であるが、特異な分野を歩いたヒト 中野雄が、みた丸山眞男。 思想家として有名であったが、あまりふれなかったヒト。 今回の本で、丸山眞男をソウフツとさせるモノがある。 こうやって、違った分野でもすごい能力 を持っていたことがよくわかる。 人間は、多能であることは、このことを通じても理解できる。 再現芸術家としての演奏家。追創造。 「思想史家の仕事は、音楽における演奏家の仕事と にているのではないでしょうか。 音楽は通常、再現芸術であります。 その点で美術や文学と非常に異なっている特色がある。」 1961 丸山眞男 「思想史家のえがく思想というものはどこまでも 過去の思想の再創造の所産であります。・・ そこには、一方歴史による被拘束性とともに、 他方、歴史に対して自分が働きかける・・という 両方向性があります。 こうして歴史によって自分が拘束されることと、 歴史的対象を自分が再構成することとの、 いわば弁証法的な緊張を通じて過去の思想を再現する。 このことが思想史の本来の課題であり、 またおもしろさの源泉である、 というふうに私は理解しております。」 ○ワグナーを嫌いだったが、 ワグナーを聴いて好きになった過程 ○フルトヴェングラーに対して、 限りなく傾倒し彼の時代的制約を読みとったこと。 ○時代背景から、 ハイドン、モーツアルト、ベートーベンをみている。 ベートーベンの音楽は、「理想と意志」をもっている。 それは、時代背景にあると指摘する。 ○教育の在り方について、 「音楽は『生き物』です。それ自身が生命力を持っている。 生成ー発展の法則に従って生きていると言っていいでしょう。 フルトヴェングラーが『有機体』という言葉で 表現していますね。 生まれて、育って、最盛期を謳歌して、 やがて衰亡期を迎え、消え去っていく。 彼は自分が命を懸けてやっている音楽にも 『いつか死滅の時が訪れる』といっているんです。 予言じゃない。断言です。 『だからすべての音楽は哀しい』とも」
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 戦後日本の知的リーダーの一人・丸山真男には知られざる第二の専門―「音楽」があった。 交流四十余年、思想史・音楽の両分野で丸山に師事した、おそらくは唯一の人物である著者が、いま初めて明かす刮目すべき「丸山真男論」。 作曲家ワーグナー、指揮者フルトヴェングラーを切り口に、丸山は歴史と文化、そして「生きることの意味」について、飽くことなく語り続けた。 もしかしたら丸山は、人生を二度生きた人かもしれない。 [ 目次 ] プロローグ 思想史家=演奏家 第1部 ワーグナーの呪縛 第2部 芸術と政治の狭間で―指揮者フルトヴェングラーの悲劇 エピローグ 〔執拗低音〕と『シャコンヌ』 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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