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川端文学の世界(3) その深化
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川端文学の世界(3) その深化

田村充正(編者), 馬場重行(編者), 原善(編者)

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川端文学の世界(3) その深化

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商品詳細

内容紹介 内容:その深化
販売会社/発売会社 勉誠出版
発売年月日 1999/04/30
JAN 9784585020707

川端文学の世界(3)

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2018/09/14

川端康成 書評集 。書評集から 面白そうな本を探してみた 「 たんぽぽ 」「 美しい日本の私 」「 竹の声桃の花 」など 日本の伝統 や 死の中の生 を扱った本は面白そう 「 女であること 」「 美しさと哀しみと 」など 時代性と文学性を狙った中間小説 のうち 女性像を 扱っ...

川端康成 書評集 。書評集から 面白そうな本を探してみた 「 たんぽぽ 」「 美しい日本の私 」「 竹の声桃の花 」など 日本の伝統 や 死の中の生 を扱った本は面白そう 「 女であること 」「 美しさと哀しみと 」など 時代性と文学性を狙った中間小説 のうち 女性像を 扱ったものは 時代とのミスマッチがあるかも。中間小説でも 「 東京の人 」は 小津安二郎っぽくて 読んでみたい 東京の人 *戦後の高度成長を背景にした家族ドラマ〜愛ゆえに孤独に生きる *血縁にとらわれない複合家族→家とは切断 女であること *少女の処女性がテーマ→女の満たされない 息苦しさ *登場人物相互の関係性が軸→愛が形成 *始まり(われらみな人間家族)→終わり(人生の待合室) ボーヴァワール「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」を 昭和31年の日本の時代性とともに 小説化した? たんぽぽ *死者に対する 生きている者の責任 がテーマ *稲子の人体欠視症→父への負い目 *川端康成は たった一人の肉親である祖父を看病できぬまま 死なせてしまった体験 「死は死んだ人その人の運命である。生きている人が その死に対して 自分の責任であるかのように考えるのは 思い上がりである」 「死者など忘れたように元気溌剌に生きることが、逆に死者への愛である」 美しい日本の私=日本の伝統文化である 茶の心を愛する私の美意識 *日本人の自然観、宗教観の特色→自身の文学の本質 *茶の湯文化の影響→雪月花の時、最も友を想う=良い時に良い友達が集う 竹の声桃の花=生の中の死、死の中の生→自分の中にある *美しい日本の私 の小説版→小説家としての終わりを意識 *老人の内省の物語、第三者の語り→老人の主観的意識を客観化 *宮川の孤独感=自分の経験を他者に伝えるのを拒む *生くべき道筋を知る〜死を超越しなければ到達できない

Posted by ブクログ

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