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南洋犬座 100絵100話
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南洋犬座 100絵100話

椎名誠(著者)

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南洋犬座 100絵100話

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1999/06/10
JAN 9784087744170

南洋犬座

¥110

商品レビュー

4.5

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2025/01/21

箱に入った横長のおしゃれなデザインの本で、ほぼ写真集。サブタイトルが「100絵 100話」右のページにモノクロ写真、左のページに写真への短いコメント。各々の写真には特に関連はない。 本書のタイトルは、この中の一枚の写真に由来している。世界各地の暑い南国の犬は、おしなべて普通でな...

箱に入った横長のおしゃれなデザインの本で、ほぼ写真集。サブタイトルが「100絵 100話」右のページにモノクロ写真、左のページに写真への短いコメント。各々の写真には特に関連はない。 本書のタイトルは、この中の一枚の写真に由来している。世界各地の暑い南国の犬は、おしなべて普通でない座り方をしているのを発見した著者が、それを名付けて「南国犬座」と名付けたのだ。表紙にはちゃんと正しい読み仮名「なんごくいぬずわり」と書いてあるから、間違えて読んではいけない。 様々な場所の色々な写真に、次々と見入ってしまう。 面白いのは、やっぱり子供たちかな。国際色も豊かで、表情豊かで可笑しいのもあれば、真面目で神妙な顔つきのものもある。私の大好きな梅佳代さんの写真集「うめめ」や「男子」が好きなら気にいるはず。 写真はその他にも見た目かわ訴えかけるような大人たちは勿論、動物、植物、極端な世界の風景など様々で、中には斬新な「しらす混ぜ白ごはんの接写」なんてのもある。多くの写真が旅に関係していて、左のページのエピソードに、なるほど、と感心したり、へえー、と驚いたり。 読み始めてすぐ、この写真、どこだろう、と何度も知りたくなった。ごくたまにしか場所が書いていない。かなり歯痒い。ところが、半分ぐらい読み進むと、(突然?)およその場所がたいていのコメント文に含まれるようになった。意図的なものなのだろうか。 椎名誠さんの著作を初めて読んだのが、たまたま手に取った「さらば国分寺書店のオババ」。大変な衝撃を受けた。些末な小市民的喜怒哀楽エッセイが独特の文体で書かれていた。ハマりました。以後、自分的には椎名本をかなり読んだ。おじさんチームのキャンプとか、世界辺境旅とか、小説とか、SFとか。 ずっと後に、「昭和軽薄体」などと名付けられたことを知った。なるほど。気の毒なネーミングだが、わからんでもない...

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2017/01/30

目の前にバクハツするようにぱきんと晴れ上がった海と空。 いろんなところがとにかくエライ。 しゃらしゃらと糸巻仕事をつづけている。 椎名誠の書く文字一つ一つに何故こんなにも爽やかさを感じるのだろうか。バクハツを漢字で書かなかったのも意味があるのだろう。爆発ではダメなのだ。ぱきんと晴...

目の前にバクハツするようにぱきんと晴れ上がった海と空。 いろんなところがとにかくエライ。 しゃらしゃらと糸巻仕事をつづけている。 椎名誠の書く文字一つ一つに何故こんなにも爽やかさを感じるのだろうか。バクハツを漢字で書かなかったのも意味があるのだろう。爆発ではダメなのだ。ぱきんと晴れ上がった空はバクハツなのだ。 読んでいるとこちらも爽やかな、そしてどこかにおいてきてしまった懐かしさに駆られる一冊。

Posted by ブクログ