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平家物語を歩く 古典文学に出会う旅 講談社カルチャーブックス131
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日下力

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1999/02/16
JAN 9784061981348

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2012/03/13

京都にある平家ゆかりの史跡はほぼ全て巡りましたが、屋島や壇の浦などといった瀬戸内の史跡も紹介されています。 平安時代の藤原一族のように栄華を極めた平家でしたが、そのの天下は永遠に続くどころか、わずか十数年で崩れたことが、当時の人々にとって大きな衝撃だったようです。 それが『平家物...

京都にある平家ゆかりの史跡はほぼ全て巡りましたが、屋島や壇の浦などといった瀬戸内の史跡も紹介されています。 平安時代の藤原一族のように栄華を極めた平家でしたが、そのの天下は永遠に続くどころか、わずか十数年で崩れたことが、当時の人々にとって大きな衝撃だったようです。 それが『平家物語』となって日本人に諸行無常感を与えることになっていったということ。 六波羅密寺に清盛が祀られているのは知っていますが、当時の京都・六波羅は、政治・警察機構の中心で、現代で言えば東京・永田町のような場所だったと知りました。 今や当時をしのべるのは寺社くらいのため、時代が違いすぎて、想像しようとしてもあまりピンとは来ないほど、今ではのどかな雰囲気の界隈になっています。 壇の浦のところで耳なし芳一像まで採り上げられているのが不思議でしたが、そういえば琵琶法師の彼は「平家物語」を語って歩き、怨霊に取りつかれたのでした。 『平家物語』ゆかりの地だけでなく、続けて源氏の勃興と滅亡のゆかりの地も紹介されていました。 神護寺に墓のある文覚(もんがく)が源頼朝に迫って反平家の決起を促したことを初めて知りました。 配流の地韮山で二人は出会ったそうです。 確かに時の権力者に逆らって配流された者同士が交流すれば、挙兵の密談に発展できそうなものです。 頼朝が房総半島に上陸していたというのも初耳でした。 秀吉の朝鮮半島出兵とは違い、2度目の挙兵で惨敗し、真鶴半島から船で逃れて辿り着いたそうです。 今の鎌倉には源氏ゆかりの遺跡は少ないのが残念なところ。 鎌倉五山文化が花開くのは、北条氏の時代になってからで、ひっきょう「盛者必衰」は平家一族だけでなく、源氏一族にも当てはまるということです。 銭洗い弁天のそばに佐助稲荷神社があり、名前が気になっていましたが、頼朝が「佐殿(すけどの)」と呼ばれており、彼を助けたということで「佐助」と名付けられたとのことです。 鶴岡八幡宮の前身は本八幡といって、頼朝が京都の石清水八幡宮を勧請したとのこと。 小さいお社だそうですが、ひいてはそこが鎌倉幕府の礎を築いたとも言える重要さがあると思うため、今度参拝しようと思いました。 ここまで史跡が残っているのは、やはり物語としてずっと人々に伝えられてきたものだからでしょう。 口承文学の影響の大きさを改めて感じました。

Posted by ブクログ

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