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屋根裏の遠い旅 偕成社文庫3229
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 1999/02/01 |
JAN | 9784036522903 |
- 書籍
- 児童書
屋根裏の遠い旅
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が図書館の閉架から取り出してもらったのは、オリジナルの1975年版。 偕成社文庫に入っていることは、ブクログで見て初めて知った。 (オリジナルはもっとふわっとした挿絵である。) 那須さんのごく初期の作品で、日本が太平洋戦争に勝利した場合の現代(といってもすでに40年以上前)日本に行ってしまった少年たちの物語。 一種のタイムスリップでもあり、こちらとあちらで、それぞれの自分がいるらしいこと、自分の他にもこちらの世界から紛れてしまった仲間がいること、など、仕掛けも面白く読んでいた。 が、ラストで驚く。 これは初期の作品ならではの終わり方かもしれない。 解決せずに、そちらの学校生活で戦っていきていくしかない=俺たちの戦いはこれからだ、の終わり方に驚いた。 同級生のいわくありの女子生徒やその父、中途半端に死んだ先生(仲間なのか、黒幕なのか、と疑っていたのに)は一体?? 那須さんののちの作品と違って、エンタメというより、問題提起をメインとした作品だった。 ベトナム戦争当時の日本、児童文学でコレを書いたのは非常にチャレンジングなことだと思う。 田中芳樹が同じテーマで書いたら、ついでに現代日本もけちょんけちょんにされるんだろうな。 小野不由美が同じテーマで書いても、やはり帰れないんだろうな、など勝手に妄想して楽しんだ。 続きがあればいいのに、と思う。
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単純に「反戦」を訴えるだけで終わらない作品であったと思います。 「アジア太平洋戦争(作中では「大東亜戦争」とも呼ばれます)に日本が勝利した世界」に紛れ込んでしまった主人公・省平とその親友・大二郎。 日本は軍部が主導権を握る体制のまま発展し、アジア地域の植民地で起こっている独立戦...
単純に「反戦」を訴えるだけで終わらない作品であったと思います。 「アジア太平洋戦争(作中では「大東亜戦争」とも呼ばれます)に日本が勝利した世界」に紛れ込んでしまった主人公・省平とその親友・大二郎。 日本は軍部が主導権を握る体制のまま発展し、アジア地域の植民地で起こっている独立戦争のため、拡大するアジア戦線を抱えていました。 『ズッコケ三人組』シリーズの作者が描く、省平と大二郎がおこすドタバタや冒険はユーモアがあり、また彼らが「もとの世界」に戻ろうと奮闘する様子はハラハラドキドキさせられます。 一方で、その根底にある「反戦」のメッセージは単純なものではないように感じます。市井の生活に直接の被害がない「テレビの中の戦争」であったり、戦争継続に否定的な思想を過剰に取り締まられたり、「もとの世界」と「戦争を続けている世界」の間に大きな違いを感じられなかったりと、思わず考えさせられる「怖い」部分も少なくありませんでした。 戦地での戦死や、爆撃などによる被害だけではない、閉塞感のある日常生活や市民同士の相互監視社会など、「戦争」のもたらす「負」の影響は様々ですし、それを「現在の(といっても1975年当時の)小学生」の視点から描いた、という点で興味深く読めた作品でした。
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小学生の頃初めて自分のお小遣いで買った本だったと思われます。 タイムトラベル系SF。 パラレルワールドとしては鉄板の、 「太平洋戦争で日本が勝った」世界へ行ってしまったお話です。
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