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日本における書籍蒐蔵の歴史
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日本における書籍蒐蔵の歴史

川瀬一馬(著者)

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日本における書籍蒐蔵の歴史

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぺりかん社/
発売年月日 1999/02/15
JAN 9784831508638

日本における書籍蒐蔵の歴史

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2019/09/27

日本における書物の蒐集と所蔵の歴史を講義形式で語る。 第一部 金沢文庫~江戸時代後期 第二部 明治時代 付録 幾つかの蒐蔵文庫の目録等 掲載写真一覧、講義概要、索引(人名、文庫・書店名、文献名) 聖徳太子の頃の遣隋使や遣唐使から始まる漢籍の蒐集。 日本書誌学の第一人者であった故人...

日本における書物の蒐集と所蔵の歴史を講義形式で語る。 第一部 金沢文庫~江戸時代後期 第二部 明治時代 付録 幾つかの蒐蔵文庫の目録等 掲載写真一覧、講義概要、索引(人名、文庫・書店名、文献名) 聖徳太子の頃の遣隋使や遣唐使から始まる漢籍の蒐集。 日本書誌学の第一人者であった故人の著作です。 蒐集者たちの半生や対象の書物についてをエピソードを交え、 語っています。お堅い文章かなと危惧しましたが、 講義の文ということもあり、読み易くて興味深く楽しめました。 第一部は、治政の指針のための蒐集から研究、或いは趣味へ。 足利学校、金沢文庫他の蔵書の散佚の関わった当時の有力者たち。 特に、豊臣秀次の古筆蒐集の執念といったら・・・。 江戸時代は、家康他の諸侯、僧、学者、市井の研究者、数寄者。 森鴎外や佐々木信綱へ及ぶ逸話は、手厳しく、辛辣。 第二部は、洋化の混乱期等の散佚と著者自身の経歴。特に、 2代目・安田善次郎との知遇、古書店や蒐集家たちとのエピソード。 アーネスト・サトウ。帝国図書館や大学、博物館、学儒、好事家。 蔵書印、妄補や作偽、「浜行き」の問題や古書店との遣り取り等、 興味を覚える話が多く、漢籍・古典籍の世界を知ることが 出来ました。そして、大震災や空襲等での損失という悲劇。 安田文庫の焼失は、著者自身の一生の悔いなのでしょう。 また、借金や相続等で散佚してしまう。 書籍の運命の流転をも感じた内容でもありました。

Posted by ブクログ

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