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完本 池波正太郎大成(10) おれの足音-大石内蔵助・まぼろしの城・その男
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完本 池波正太郎大成(10) おれの足音-大石内蔵助・まぼろしの城・その男

池波正太郎(著者)

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完本 池波正太郎大成(10) おれの足音-大石内蔵助・まぼろしの城・その男

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1999/12/20
JAN 9784062682107

完本 池波正太郎大成(10)

¥990

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2011/09/29

この10巻で楽しみなのは『その男』。杉虎之助の粋な人生をまた読み返してみたいと思ったのです。 ところが最初に載っている『おれの足音』にはまってしまいました。大石内蔵助が主人公なので、忠臣蔵をイメージして読むために、なんとなくあわなかったのです。 見方を変えて読んでみると、大石...

この10巻で楽しみなのは『その男』。杉虎之助の粋な人生をまた読み返してみたいと思ったのです。 ところが最初に載っている『おれの足音』にはまってしまいました。大石内蔵助が主人公なので、忠臣蔵をイメージして読むために、なんとなくあわなかったのです。 見方を変えて読んでみると、大石内蔵助の人間の深さも良かったのですが、小平次が絶妙でした。子供のころから大人びて世間を知っている小平次が、自分のことだけはよく見えていなかった。 本当に『人間』をあらわしていますよね。自分のことって自分じゃわからないですから。 最後の終らせかたが物足りないようで、もう少し先まで読んでみたくて、それがまた何ともいえず心地よいです。私の大好きな作品のひとつ『さむらい劇場』のラストと同じような、その次を自分で想像してたのしめる色っぽい終りかたでした。 う~ん、満足。充分に堪能しました。

Posted by ブクログ

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