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いまなぜ青山二郎なのか 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1999/03/01 |
JAN | 9784101379050 |
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いまなぜ青山二郎なのか
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商品レビュー
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白洲正子が語る、ジィちゃん=青山二郎の思い出。主に小林秀雄との「高級な友情」とその顛末が語られている。あまりにほんとうが見えすぎるが故の天才の苦悩のようなものも軽快な文章で綴られ、高級な友情の悲喜交々が愉しく伝わってくる。何も成さなかったところにジィちゃんの天才があるといいった旨...
白洲正子が語る、ジィちゃん=青山二郎の思い出。主に小林秀雄との「高級な友情」とその顛末が語られている。あまりにほんとうが見えすぎるが故の天才の苦悩のようなものも軽快な文章で綴られ、高級な友情の悲喜交々が愉しく伝わってくる。何も成さなかったところにジィちゃんの天才があるといいった旨のことが書いてあり、僕の周囲の人に思いを馳せたり……。
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貫かれているのは、「青山学院」の「生徒」の目から見た師匠への愛情。 白洲正子は、ひょっとすると若いころは師匠の感性、センスをひたすら、盲目的?ともいえるほど信奉していたのではないだろうか?と感じさせる。なんだかよい関係だったことは、よくわかった。 ひょっとすると、事実を正確に伝え...
貫かれているのは、「青山学院」の「生徒」の目から見た師匠への愛情。 白洲正子は、ひょっとすると若いころは師匠の感性、センスをひたすら、盲目的?ともいえるほど信奉していたのではないだろうか?と感じさせる。なんだかよい関係だったことは、よくわかった。 ひょっとすると、事実を正確に伝えているのではないのかもしれないし、研究者ほど執拗ではないかもしれないが、自分の中で消化し、そうしたものだけを書いたもののように感じられた。昭和初期の風が感じられる良書だと思う。
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青山二郎 とは 不思議なヒトだ。 本の装丁の仕事、骨董品の鑑賞、青山学院の校長など ホンモノを見抜く男であり、 小林秀雄に 骨董品を教え 『あいつだけは天才だ』といわせた男。 青山二郎は言う 『俺は日本の文化を生きているのだ』という。 白洲正子が もって行った原稿を 青山二...
青山二郎 とは 不思議なヒトだ。 本の装丁の仕事、骨董品の鑑賞、青山学院の校長など ホンモノを見抜く男であり、 小林秀雄に 骨董品を教え 『あいつだけは天才だ』といわせた男。 青山二郎は言う 『俺は日本の文化を生きているのだ』という。 白洲正子が もって行った原稿を 青山二郎に見てもらった。 白洲正子は言う 『「こんな説明は不必要だ。」といっては切られ 「文章が冗漫だ。形容詞が多すぎる。」といっては削られ なかんずく、「これはあんたの一番言いたいこと」 と消されたのが1番応えた。 ジィちゃんの説で、自分の言いたいことを我慢すれば、 読者は我慢した分だけわかってくれる。 自分自身で考えたように思う。 読者にとって、これ以上の楽しみはないではないか』 ふーむ。 そういうものだろう。 言いたいことをいって、 書き垂れ流している私には耳の痛い話である。 白洲正子は言う 青山二郎にとっては 『思想というものも、目に見える一つのかたちであった。 生活の隅々まで浸透していなければ、思想と認められない』 青山二郎の日記の抜粋がある 青山二郎は言う・・・ 『日本の詩人だの小説家ぐらい御都合な頭の働きをする人間はない。 先づ第一に困ったことには 彼らにはわからないことはないと言ふ自信だ。 頭の押へ手のない独り息子が親父になったような奴らだ。』 『中原と酒を飲むより中原とあって酒になった後で酒を飲みたい。』 『観て他を言はず 曰ク 高い月謝を払っていれば也』 『教育のおよびところは損得を限界とする。』 『要求は無法 愛情は無償』 『理とは理不尽の理 理外の理 無理の理 といふ字であるが』 言葉が 芯をついている。 白洲正子の見る 青山二郎は そびえたつ巨人のようだ。
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