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日本社会で生きるということ
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日本社会で生きるということ

阿部謹也(著者)

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日本社会で生きるということ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1999/03/25
JAN 9784022573568

日本社会で生きるということ

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商品レビュー

5

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2013/08/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

「世間」と明治以降翻訳された「社会」の違い。「世間に顔向けできない」というが「社会に顔向け・・・」とは言わない。「世間」という言葉の背景から生れる差別意識。そして「個人」のない日本。また日本にしかない概念「(権力という意味での)公」、「他人」。いかに日本人が主体性のない民族か、ということを完膚なまでに思い知らされる一橋大元学長による著書でした。この中で、欧州も12世紀までは日本と大差がなかった、そしてなんと混浴が16世紀初頭までは常識で、なんと結婚式の直後に新婚夫妻が招待客と浴場を借切りにより、裸で浴場において遊興した!という真面目な記述には驚きました。当時の版画からそれが分かるそうです。日本では100年前に法律で混浴を禁止するまでは当たり前だったわけで、驚くべきことではないのかも知れません。14世紀のペスト、19世紀のコレラなどの大流行もあり、衛生意識の高まりにより昔からの多くの風習が変わって行ったということです。

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2005/06/23

 西洋中世史の専門家による日本文化論。「世間」という概念をキーワードに、何回かの講演を集めて本にしたものです。ヨーロッパ暮らしが長いせいか、この本の切り口は心から納得のいくもので、最初読んだ時まさしく目から鱗が落ち、今までの疑問がすっきり整理できたような感じがしました。西洋文化と...

 西洋中世史の専門家による日本文化論。「世間」という概念をキーワードに、何回かの講演を集めて本にしたものです。ヨーロッパ暮らしが長いせいか、この本の切り口は心から納得のいくもので、最初読んだ時まさしく目から鱗が落ち、今までの疑問がすっきり整理できたような感じがしました。西洋文化との比較も興味深く、とても勉強になりました。ドイツと日本との、文化のギャップに悩む友人たちの間で大好評です。すでに文庫化されています。

Posted by ブクログ