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星ぼしの荒野から ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | 内容:天国の門. ビ-バ-の涙. おお、わが姉妹よ、光満つるその顔よ!. ラセンウジバエ解決法. 時分割の天使. われら<夢>を盗みし者. スロ-・ミュ-ジック. 汚れなき戯れ. 星ぼしの荒野から. たおやかな狂える手に |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 1999/03/31 |
JAN | 9784150112677 |
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星ぼしの荒野から
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SF。中短編集。 ティプトリー3冊目。1981年の作品。著者が性別を公表してから出版。ラクーナ・シェルドン名義で発表された作品が4作品が好み。 「ラセンウジバエ解決法」は文句なしの傑作。 「天使の門」はコンタクトもの。好きなジャンルです。 「おお、わが姉妹よ、光満つるその顔よ!」...
SF。中短編集。 ティプトリー3冊目。1981年の作品。著者が性別を公表してから出版。ラクーナ・シェルドン名義で発表された作品が4作品が好み。 「ラセンウジバエ解決法」は文句なしの傑作。 「天使の門」はコンタクトもの。好きなジャンルです。 「おお、わが姉妹よ、光満つるその顔よ!」はファンタジックなSFホラー。主人公の狂いっぷりが良い。 ティプトリー名義の作品では「スロー・ミュージック」が、ワクワクする冒険と何とも言えない読後感が魅力的。 全体として非常に満足。絶版になっているであろう他作品も含め、新しい表紙での復刊を強く希望。
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読みにくいが味がある短編集 表紙 7点たまいまきこ 伊藤 典夫 朝倉 久志訳 展開 5点1981年著作 文章 5点 内容 650点 合計 667点
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ティプトリーってやっぱりおもしろい!! 彼女の描く小説は、どうしてこんなにも刺激的なのでしょうか。「愛はさだめ、さだめは死」にみられるギラギラとした凄みたっぷりの作品も中毒性があっていいけれど、「たったひとつの冴えたやりかた」のように情感にふるえる作品も信念が感じられて頼もしい...
ティプトリーってやっぱりおもしろい!! 彼女の描く小説は、どうしてこんなにも刺激的なのでしょうか。「愛はさだめ、さだめは死」にみられるギラギラとした凄みたっぷりの作品も中毒性があっていいけれど、「たったひとつの冴えたやりかた」のように情感にふるえる作品も信念が感じられて頼もしい。 本書は、そんな趣向の異なる作品をバランスよく取り揃えた短編集です(どちらかというと後者より)。 すべての作品を楽しめたのですが、とりわけ次の作品が印象的。 「おお、わが姉妹よ、光満つるその顔よ!」 なんだこれは、と悪態をつきたいところですが、次第にそのしっちゃかめっちゃかな展開に惹きこまれていきます。こういった読者を突き放した(でも、実際は救いの手をさしのべている)作品になんだか中毒性があると思うのですが… 「ラセンウジバエ解決法」 サスペンスフルな傑作です。この作品もそうなのですが、ティプトリーの作品には、ときに底抜けのやるせなさを感じる一方で、どこか正しい信念の潜在を感じます。どんな問題提起をしても、どんな不安をあおっても、どこかに進むべき正しい道があるような… ティプトリーを好きなのは、そういう二面性にあるのかもしれません。 「スロー・ミュージック」 本作で登場するヒロインのピーチシーフ。彼女からは、いわゆる男性から見た女性像を顕著に感じるのですが… こういうところもティプトリーらしさなのでしょうか。 「星ぼしの荒野から」 プロットだけを追うと、とてもやるせない作品です。だけど、確かにやり切れない思いでいっぱいなのだけれども、これが間違いとは思わない。これで良かったのだという納得感。ティプトリーの情感への訴え方は、どこか悲壮さを感じます。 「たやかな狂える手に」 どう疑っても主人公が作者自身としか思えません。以下、訳者あとがきでのティプトリーのインタビューを抜粋。 「星をみるときは、いつもすばらしい無意味さと無関心さの感覚にひたるのよ。完全な自由-それが、地球、わたし、シリウスという偉大でとことん無頓着な太陽がつくる構図のなかにあるから」 なんだか、ティプトリーが好きな理由がいまひとつ解ったような気がします。
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