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サヴァイヴァー
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サヴァイヴァー

デビーモリス(著者), グレッグルイス(著者), 落合恵子(訳者), 村上彩(訳者)

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サヴァイヴァー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店/
発売年月日 1999/11/15
JAN 9784314008594

サヴァイヴァー

¥110

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2014/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

16歳のある日。デビーはボーイフレンドとのデート中に銃を持った2人組の男に誘拐された。迫り来る死の恐怖。レイプ。銃声と共に消えたボーイフレンド・・・・・・。 奇跡的に生還した彼女を次に襲ったのは、事件の残した心の傷との孤独な戦い。恐怖、怒り、決して癒されない思いに苦しみながら、彼女は「犠牲者(ヴィクティム)」から「生還者(サヴァイヴァー)」になっていく過程をえがいたドキュメント。 映画「デットマン・ウォーキング」を被害者側から見た本でもある。 著者、デビーはアメリカ人である。当然のように、身近には「宗教」がある。彼女はその宗教によって少しづつ自分を取り戻していく。 だが、日本は? 自助グループや救済センター、インターネットや相談所はある。だが、絶対数が足りない。まだまだ、 「お前が誘ったんだろう?」 「そんな場所にいるから(そんな格好をしてるから)悪いんだ」 などと加害者を攻め立てる風潮はある。 悔しい事に、その辺りはまだまだ「発展途上国」なのだ、日本は。 訳は落合恵子さん。巻末にはシェルターの記載もある。

Posted by ブクログ

2013/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

銃をもった二人組の男による誘拐、レイプ、銃声と共に消えた ボーイフレンド。悪夢のような事件 奇跡的に脱出に成功したが、それは、事件の遺した心の傷との孤独な闘いの始まりだった・・・事件と事件後のノンフィクション本 他にも被害者がいて殺されている  その被害者遺族は犯人に極刑を望んでいる 死刑制度廃止を訴える人たちもいる 生き残った自分は 正直なことを言えば死刑執行されたら  刑務所から出てきて報復を受けることもないから ある部分では安心出来るだろうとも思っている  だけど どっちとは言えない 割り切れない そんな想いが綴られている ただこの本は【信仰】を持って語られているから  それに変わるものを持たない者はむずかしいな、と思った ~*引用~*~*~* 昨晩、処刑された 今朝、ウィリー(犯人)はもう死者であった しばらくの間、どう感じればいいのか、分からなかった。 ほとんど、何も感じなかった。 ついに終わったんだ。本当に終わってほしかった。 同時に悟った、いかなる罰もー究極の罰も、究極の裁きもーすべての傷を癒すことはできないのだ。 ~*終わり~*~*~* これにすごく共感した 殺されかかって、脱出した被害者でも人それぞれ違うし 犯罪被害者遺族、の立場でもそれぞれの考えは 違う  絶対死刑 とか 死刑反対とか うーん、と考え込むとか  歩む路のりの途中でも揺れ動くだろう ただ だからと言って 殺された人は帰ってこないから、という言葉に その人自身が自分の中で、探していく、しかないのだろう、と思っていたから で、気づいた 「許してあげなよ」という人は それですむ、体験をしているということ どっちがよいとか悪いではなく 幸せか不幸かとか言うものでもなく 許したところで 受けた傷は癒えないよ、という体験がなくて 分からないから 言える言葉だということ 私が分かんないな―って思うのも 自分の体験からの枠だ、ということ だから 枠を広げましょうとか言う意味ではなく 体験が違うんだなというコト  それはリアルに理解してもらえないかもという前提で語らないと  自分が傷つくだけだな・・・と そして許すとか許さないとかそんなもんは  外野が口出すことではなく 当事者が決めることだと思う この本を読んでそんなことを想った

Posted by ブクログ

2012/05/13

デッドマンウォーキングの犯人、マシュー・ポンスレットのモデルになった 男の性犯罪の犠牲者である作者が、 20数年かけて、犯罪と向き合い、 犯人と向き合い、社会と向き合っていく中で、 どうやって「赦し」と「癒し」と「再生」に取り組むことができたのか。 死刑制度の是非を問うことを越...

デッドマンウォーキングの犯人、マシュー・ポンスレットのモデルになった 男の性犯罪の犠牲者である作者が、 20数年かけて、犯罪と向き合い、 犯人と向き合い、社会と向き合っていく中で、 どうやって「赦し」と「癒し」と「再生」に取り組むことができたのか。 死刑制度の是非を問うことを越えた次元の、真の再生とは こういうことなんだ、という深い納得が得られた素晴らしい本でした。

Posted by ブクログ

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