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すばらしいセリフ ちくま文庫
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すばらしいセリフ ちくま文庫

戸板康二(著者)

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すばらしいセリフ ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1999/12/02
JAN 9784480035226

すばらしいセリフ

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2006/03/21

 歌舞伎や浄瑠璃のセリフの中で、極め付けに素晴らしいものを選りだした随筆。歌舞伎や浄瑠璃と言われたら「近松門左衛門?」以上の知識はない私にとっても、めっぽう面白い。  あたら若い命を散らした若武者を惜しんで、老侍が嘆く「いずれを見ても蕾の花」、遊女が調子よく並べる惚気「おわりなけ...

 歌舞伎や浄瑠璃のセリフの中で、極め付けに素晴らしいものを選りだした随筆。歌舞伎や浄瑠璃と言われたら「近松門左衛門?」以上の知識はない私にとっても、めっぽう面白い。  あたら若い命を散らした若武者を惜しんで、老侍が嘆く「いずれを見ても蕾の花」、遊女が調子よく並べる惚気「おわりなければ初めもない」、あるいはセリフだけなんとなく聞き覚えていた「剣も剣切り手も切り手」や「幽霊もさぞひだるかろ」など、読むうちに名役者の声で聞きたくなってくる。  歌舞伎の知識がないばかりに意味がサテよく分からんわいというのもいくつかあるが、大方は話の筋を知らなくとも楽しめた。  七五調に切り取られ、水際立った口跡の美しさたるや、絵にも音楽にも引けを取らない。

Posted by ブクログ

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