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定本 佐藤春夫全集(第12巻) 創作
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商品詳細
内容紹介 | 内容:創作 10:1948年-1951年 |
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販売会社/発売会社 | 臨川書店 |
発売年月日 | 1999/10/10 |
JAN | 9784653033226 |
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定本 佐藤春夫全集(第12巻)
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1948年(昭和23年)~1951年(昭和26年)に発表した創作類。佐久界隈の話や、戦時中、ジャワに従軍してた頃の思い出話をベースにした作品が多い中、文豪エピソード萌え的にオススメなのは、以下の2編。 ・永く相おもふ →これは現在でも手に入る本なんかに収録されてる話なので既読の人...
1948年(昭和23年)~1951年(昭和26年)に発表した創作類。佐久界隈の話や、戦時中、ジャワに従軍してた頃の思い出話をベースにした作品が多い中、文豪エピソード萌え的にオススメなのは、以下の2編。 ・永く相おもふ →これは現在でも手に入る本なんかに収録されてる話なので既読の人も多いかと。与謝野寛・晶子夫婦との思い出と、堀口大学との友情話。晶子さんの幽霊まで出てきて面白い。 ・観潮楼附近 →現在、文京区の観潮楼跡地に建っている森鴎外記念館設立に関しての春夫の思い出話。春夫節が炸裂してて面白い。 鴎外の息子の於菟さん、茉莉さん、類さんとの交流や、思わぬ所での類さんとの関係とか興味深い…。 記念館の沿革については記念館のHPに書かれてますが、この春夫の文章のお陰で色々補完できますよ。 それと春夫は自分の歩いた風景の描写などが丁寧なので、朧気ながら、「ああ、あそこ歩いたんだ…」と位置が特定できるのが聖地巡礼マニア的にありがたい。 その他、ミステリファン的には『宝石』に発表した話や、記紀をベースにとある詩の謎を推理する『「のこしうた」の記』や、山奥で発見された女性の焼死体の謎を推理する『女人焚死』辺りが春夫の推理小説テイストの作品で好みでしたね。
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