戸隠の絵本 津村信夫 その愛と詩
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戸隠の絵本 津村信夫 その愛と詩

堀井正子(著者), 中村仁

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戸隠の絵本 津村信夫 その愛と詩

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 信濃毎日新聞社/
発売年月日 1999/02/04
JAN 9784784098194

戸隠の絵本

¥220

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2009/04/12

軽井沢や小諸、志賀高原や妙高高原、善光寺や戸隠など、長野方面には毎年といっていいほど好きで訪れています。 そうか、いま気づきましたけれど、そういえば『戸隠伝説』といえば半村良ではありませんか。そして『戸隠伝説殺人事件』は内田康夫だし、信濃のコロンボシリーズでTVドラマ化もされて...

軽井沢や小諸、志賀高原や妙高高原、善光寺や戸隠など、長野方面には毎年といっていいほど好きで訪れています。 そうか、いま気づきましたけれど、そういえば『戸隠伝説』といえば半村良ではありませんか。そして『戸隠伝説殺人事件』は内田康夫だし、信濃のコロンボシリーズでTVドラマ化もされていて、映像としてすでに何度も見せられていたのでした。でも、実際に、繰り返し私が足を向けるのは、その影響を受けてというのじゃなくて、ただ風景や食べ物や温泉や風情が気に入っている、というだけのことなのですが。 ええっと、何年か前に、地元の書店で購入したこの本を、すっかり忘れていました。津村信夫なんて、今ではもう誰も名前すら聞いたこともないでしょう? 私もそう。でも、なんだか、何かうっすらと記憶の底に眠っている感じがしていました。読んでみてビックリ。私が好きな立原道造と共に、詩誌「四季」に、掘辰雄や三好達治や佐藤春夫、中原中也や小林秀雄や丸山薫、横光利一や永井龍男や牧野信一などと一緒に参加した詩人でした。 しかも、この津村信夫(1909・1・5〜1944・6・27 享年35歳)は、中原中也(1907・4・29〜1937・10・22 享年30歳)そして、立原道造(1914・7・30〜1939・3・29 享年24歳)それから富永太郎(1901・5・4〜1925・11・12 享年24歳)に肩を並べるほどの、夭折の詩人でした。 ちなみに、どんな作品を書いた人なのか、お読みになりたい方は、WEB上の無料公開されている《青空文庫》で3作品=「挿頭花」「月夜のあとさき」「猟人」をスグ読むことができますので、どうぞ。 「戸隠の絵本」とは、もともと津村信夫自身が1940年に出した散文集のタイトルのようで、この本と戸隠を愛した抒情詩人と戸隠の女性に一目惚れして結婚した熱いロマンスを紹介した、文学アルバムみたいな本です。そうか、今年は、松本清張と同じく、彼も生誕100年に当たるんですね。

Posted by ブクログ

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