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ほんの小さな殺人 ハヤカワ・ミステリ文庫
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ほんの小さな殺人 ハヤカワ・ミステリ文庫

マーガレット・モズリイ(著者), 安藤由紀子(訳者)

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ほんの小さな殺人 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1999/01/31
JAN 9784151716010

ほんの小さな殺人

¥110

商品レビュー

4

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2009/10/31

 ダ・ヴィンチで誉めてた奴。夫の虐待に耐えかねた若妻が、夫を殺害し、それを機会に自立していく話。ひたすら前向きに、そして力強く生きていく様は、感動的だ。彼女を囲む人々もそれぞれにひたむきでいい。殺人から始まっているから、ミステリーなんだろうけど、むしろ文学的な匂いがある作品だった...

 ダ・ヴィンチで誉めてた奴。夫の虐待に耐えかねた若妻が、夫を殺害し、それを機会に自立していく話。ひたすら前向きに、そして力強く生きていく様は、感動的だ。彼女を囲む人々もそれぞれにひたむきでいい。殺人から始まっているから、ミステリーなんだろうけど、むしろ文学的な匂いがある作品だった。

Posted by ブクログ

2006/05/07

夫を殺したボニータ・フェイの一代記。といっても捕まって刑務所に入って・・・という転落人生ではなく、むしろ殺人によりステップアップしてどんどん世界を広げていきます。でも解説に書かれているほど「底抜けの明るさ」というものは感じませんでした。むしろ人生に対してクールで、殺人にしても自分...

夫を殺したボニータ・フェイの一代記。といっても捕まって刑務所に入って・・・という転落人生ではなく、むしろ殺人によりステップアップしてどんどん世界を広げていきます。でも解説に書かれているほど「底抜けの明るさ」というものは感じませんでした。むしろ人生に対してクールで、殺人にしても自分が幸せになるためというより必要だからやる、という印象です。自分で運命を打破していくけれども気負ったところはなく、強いというより超然としたヒロイン。もう一つ魅力なのが新しい家庭像。パリとパトウにそれぞれ家族を持って行き来する。友人というより家族なんですね。エリザベスさえボニータ・フェイにとっては娘だったのでしょう。そうやってボニータ・フェイが晩年行うことがそれまでの殺人の延長に成り立っているとしたら、本当に「ほんの小さな殺人」に過ぎないですね。

Posted by ブクログ

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