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週刊光源氏総集編 源氏物語を女性週刊誌風に読む
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週刊光源氏総集編 源氏物語を女性週刊誌風に読む

週刊光源氏編集部(編者)

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週刊光源氏総集編 源氏物語を女性週刊誌風に読む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 なあぷる
発売年月日 1998/11/30
JAN 9784931440098

週刊光源氏総集編

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商品レビュー

5

3件のお客様レビュー

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2024/02/20

源氏物語のムック本。「女性週刊誌風に『源氏物語』の物語を翻訳して紹介する」というコンセプトで作られており、現代語訳を読み進めてる最中の私みたいな初読者にも易しい、ありがたい本でした。 人物紹介から遊び心満載で、桐壺帝のことを「熱愛不幸帝」、桐壺の更衣は「やっかまれ女王」、光源氏は...

源氏物語のムック本。「女性週刊誌風に『源氏物語』の物語を翻訳して紹介する」というコンセプトで作られており、現代語訳を読み進めてる最中の私みたいな初読者にも易しい、ありがたい本でした。 人物紹介から遊び心満載で、桐壺帝のことを「熱愛不幸帝」、桐壺の更衣は「やっかまれ女王」、光源氏は「スーパーヒーロー兼「スケベオヤジ」などなど、的確に特徴をつかみつつ、キャッチーな言葉に置き換えているので親しみやすさと微笑ましさがあります。 作中で起きた事件をスクープのように書き、占い特集があったり、扇の広告が載っていたり(もちろん買えない)、内容を揶揄した標語が書かれていたりと、丁寧に"弄って"います。 そういう気軽さがありつつ、書かれている内容はかなり綿密で、ライトな文章も合間って独自の「翻訳」と言って差し支えないレベル。 こういう遊び心のある関連書籍はいいですね。『源氏物語』がより身近なものに感じられるので。他にも作中で登場したお菓子や草餅など食べ物に関するコラムがあってそこも嬉しかったな。あと、玉鬘が光君をどう思ってるのかについて答えたコメントに爆笑。こりゃ脈なしだわ笑。「ゴシップネタを扱う週刊誌」という側面もあって、第三者にインタビューすることも多々あり、惟光や高僧など、作中に登場した名脇役にスポットが向かいがちなのも地味に嬉しい。また、基本的には光君に対して辛口です。ページによっては結構けちょんけちょんに貶してます。まあねえ、光君自分のことは棚に上げた言動が多いもんなあ。個人的には六条御息所にスポットを当てた記事に力が入ってるのには花丸をあげたいですね。六条御息所好きなので。死霊可愛い。 少女漫画テイストの絵もたくさん掲載されており、現代訳版を読んだだけでは咀嚼しきれていなかった部分をちゃんと咀嚼できた気がします。ネックは値段ですね。Amazonだとプレミア価格になってて10000円以上するんだよなこの本。

Posted by ブクログ

2024/02/05

1998年初版の源氏物語関連書籍ですが、女性週刊誌の記事のように源氏物語をほぼ全編翻案してある、表紙の見た目のネタ本の雰囲気に反してめちゃくちゃ真面目だし、分かりやすいし、楽しめるムック本です この本の発行当時は、瀬戸内寂聴さんの源氏物語が刊行されて大変なブームが起きていました ...

1998年初版の源氏物語関連書籍ですが、女性週刊誌の記事のように源氏物語をほぼ全編翻案してある、表紙の見た目のネタ本の雰囲気に反してめちゃくちゃ真面目だし、分かりやすいし、楽しめるムック本です この本の発行当時は、瀬戸内寂聴さんの源氏物語が刊行されて大変なブームが起きていました 表紙の見出しのデザインや、本文中のイラストの感じがいかにも90年代産! って感じで、80年代産まれで90年代育ちには懐かしく刺さるのでした 裏表紙には日ペンの美子ちゃんのパロディ漫画の『紫の式部ちゃん』が掲載されているし、本文は芸能人のインタビューやゴシップ記事、有識者のコラム、読者の投書欄にお悩み相談コーナーなど、女性向け週刊誌にいかにもある記事のような文体で源氏物語が語られますが、原作の源氏物語のエピソードがほぼ網羅されているので、ある意味、これもひとつの現代語訳と言えるほどの作品です ライターの方の凄腕ぶりと、源氏物語への愛情を感じます 源氏物語は、セレブや芸能人の生活を覗き見るように楽しむ文学という側面があるから、女性週刊誌の文体で読めるとすごく馴染むんですよね いい作品なので、復刊されてほしいな

Posted by ブクログ

2015/06/29

『源氏物語』を女性週刊誌風に紹介している。 とことん女性週刊誌を模しているのにも関わらず、『源氏』のストーリーを丁寧に追っており、作っている方々の『源氏』への愛と敬意が溢れているので、『源氏』を愛している人、これから読もうと思っている人にもおすすめできる。 現在は小学館から出版さ...

『源氏物語』を女性週刊誌風に紹介している。 とことん女性週刊誌を模しているのにも関わらず、『源氏』のストーリーを丁寧に追っており、作っている方々の『源氏』への愛と敬意が溢れているので、『源氏』を愛している人、これから読もうと思っている人にもおすすめできる。 現在は小学館から出版されているようで、また、続編もある。

Posted by ブクログ

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