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息子はなぜ白血病で死んだのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 技術と人間/ |
発売年月日 | 1999/02/15 |
JAN | 9784764501270 |
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息子はなぜ白血病で死んだのか
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こないだ読んだ『知られざる原発被曝労働―ある青年の死を追って』の嶋橋伸之さんの母・嶋橋美智子さんの書いた本。図書館にあったので、借りてきて読む。 息子の仕事のことを何も知らなかった母。白血病で苦しみ、死んでいった息子が遺した業務内容を記録したノートは、母にはまるで暗号で、ちんぷ...
こないだ読んだ『知られざる原発被曝労働―ある青年の死を追って』の嶋橋伸之さんの母・嶋橋美智子さんの書いた本。図書館にあったので、借りてきて読む。 息子の仕事のことを何も知らなかった母。白血病で苦しみ、死んでいった息子が遺した業務内容を記録したノートは、母にはまるで暗号で、ちんぷんかんぷんだった。返してくれと言い続けてやっと戻ってきた息子の放射線管理手帳は修正だらけで、ずさんなことには伸之さんが入院していた時に安全教育を受けたことになってさえいた。 その手帳を、平井憲夫さんと藤田祐幸さんに見てもらったとき、あまりにひどい内容に藤田さんは言葉を失ったという。その反応のなさに、母は一度はがっかりして帰っている。あらためて藤田さんが、放射線管理手帳と伸之さんの作業日誌とをつきあわせて、どれだけの被曝労働をしていたかが明らかになってゆく。 労災申請を決意し、藤田さんや平井さん、弁護士さんたちの支援を得て、母と父は息子の労災を申請する。その呼びかけにこたえて全国から集まった署名は40万筆にのぼった。 何も知らなかった母は、息子の遺したノートと放管手帳の内容を理解したいと勉強し、息子ひとりの個人的な問題ではない、いまこのときにも被曝労働をしている人がいるのだと、命をけずる労働を誰かが引き受ける原発のことを知っていく。 美智子さんが、労働者は「1年間に50ミリシーベルト」の被曝が許容されるという基準値を、「一生涯」の間違いではないのかと書いているところは、とりわけ胸にせまった。伸之さんは、会社にいわせれば「基準値よりずっと低い、ごくわずかな量の被曝」を続け、累積で50ミリシーベルトを超えた頃に白血病を発したのだ。 この5月、美智子さんは、子どもの安全基準20ミリシーベルト問題の政府交渉の場で立ち上がって強く訴えたという。その美智子さんの語った動画。 子どもを守りたい~年7ミリシーベルトの被曝で息子を失った母、語る http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1054 ※一部字幕あり、ただし話されている内容の字幕はなし
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