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フィレンツェ 世界の都市と物語 文春文庫世界の都市の物語
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フィレンツェ 世界の都市と物語 文春文庫世界の都市の物語

若桑みどり(著者)

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フィレンツェ 世界の都市と物語 文春文庫世界の都市の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1999/04/10
JAN 9784167291020

フィレンツェ

¥220

商品レビュー

3

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2024/06/08

ローマ時代からメディチ家による支配が終わるまでのフィレンツェの歴史をたどりつつ、フィレンツェの美術鑑賞のための手引きとしても利用できるように書かれている本です。 本書は、文春文庫の「世界の都市の物語」シリーズの一冊として刊行された本であり、都市の歴史を概観することのできる内容に...

ローマ時代からメディチ家による支配が終わるまでのフィレンツェの歴史をたどりつつ、フィレンツェの美術鑑賞のための手引きとしても利用できるように書かれている本です。 本書は、文春文庫の「世界の都市の物語」シリーズの一冊として刊行された本であり、都市の歴史を概観することのできる内容になっています。ただし、本書の著者は歴史学者ではなくルネッサンスを中心とする美術史の研究者でもあることから、フィレンツェの建築・彫刻・絵画などにかんする手厚い叙述がなされているのが特徴です。 フィレンツェの歴史について知りたい読者にとっては、情報過多ではないかとも思われるのですが、著者は「あとがき」で次のように述べています。「フィレンツェの都市とその近郊のなかで、語られる必要のあるモニュメントは、膨大な量にのぼる。是非必要と思われるものに絞ってみても、この本では、何十分の一しか触れていない。」 なお最後の章は、ウフィツィ美術館をとりあげて、イコノロジーの考えかたなど絵画鑑賞の基礎知識がまとめられています。

Posted by ブクログ

2022/05/28

皇帝や教皇から一定の距離を保ち、共和制を維持してきた自治国家フィレンツェ。古代ローマ時代からメディチ家の専制が終わるまでの興亡と、街が生んだ芸術の世界を美術史家が案内する。 高階秀爾『ルネッサンスの光と闇』を読んだので、積読本のなかから共通項が多そうなこの一冊。実は何度も挫折...

皇帝や教皇から一定の距離を保ち、共和制を維持してきた自治国家フィレンツェ。古代ローマ時代からメディチ家の専制が終わるまでの興亡と、街が生んだ芸術の世界を美術史家が案内する。 高階秀爾『ルネッサンスの光と闇』を読んだので、積読本のなかから共通項が多そうなこの一冊。実は何度も挫折してきた本でもある。 今回やっと読み通すことができ、改めて思うのだが、歴史解説部分の文章がものすごく読みづらい。若桑先生の本を読むのはこれで5冊目くらいのはずだけど、こんなに読み進めるのが辛かったのはこの本が初めて(笑)。一文のなかで何回も話題が変わったり、段落ごとに時代が前後したり。聞きなれない名前が多いのもあり、第3章くらいまでを乗り越えられずにいた。 だが、メディチ家が台頭し、そこで花開いた芸術の解説パートに来ると、俄然若桑先生らしい流麗な文体になる(おなじみの名前がでてきたからそう思うのかもしれないが)。ここでもボッティチェリ『春』の図像解釈学が取り上げられ、高階本の刊行から30年後の研究成果を読めたのは我ながら勘が良かった。『春』と『ヴィーナスの誕生』がセットで注文されたという説は崩れたみたいだけど、注文主がロレンツォ・イル・マニーフィコに帰せられたのは納得できる。そういえば、グリーンブラットの『一四一七年〜』にでてくるヤベーやつとして記憶に刻まれたヨハネス23世と、その秘書だったポッジョさんがメディチ史でも大活躍でびっくりした。ポッジョさん、ジュリアーノ暗殺に関わってたのか。 パラッツォ・ヴェッキオを飾る絵画の意図や、ウフィツィ美術館のコレクション理念を解く7〜9章は、このまま音声ガイドにして現地で聞きたいと思わせる、美術史家の真骨頂。「ウフィーツィの絵画を理解するための五箇条」は、ウフィーツィに限らず西洋絵画を見るのが好きな人なら一読して損はないと思うツボがまとめられている。個人的には、スタイルの模倣を初めて"アカデミー"という権威による統制の元におこなったのがマニエリスムだ、というまとめがわかりやすくて良かった。 それからこの本のいいところは、若桑先生が「大好きな絵」を気さくに教えてくれるところ(笑)。フィレンツェの住人でもある視点からの終章の熱い語りもよい。久々に達成感のある読書だった。

Posted by ブクログ

2010/01/28

何年も前に買った若桑みどりの『フィレンツェ』をやっと読んでいる。 専門書というよりは美術寄りの観光歴史案内書といったトコロ。 文春の文庫だし難しい本ではない筈なのだがエラク時間がかかってしまう。読んでも概略は分かっても細かい話は右から左へ抜けてしまう… てゆうか私、学生時代から数...

何年も前に買った若桑みどりの『フィレンツェ』をやっと読んでいる。 専門書というよりは美術寄りの観光歴史案内書といったトコロ。 文春の文庫だし難しい本ではない筈なのだがエラク時間がかかってしまう。読んでも概略は分かっても細かい話は右から左へ抜けてしまう… てゆうか私、学生時代から数えて何度フィレンツェの本を読んでるんだヨ。授業でも習っただろうに… こりゃ積んであるだけの若桑みどりの本は読めないなぁ、一生(;^_^ A この人のジェンダー史の本を一度読んでみたいのだけど…(持ってるのは美術の本) 2003/10/17

Posted by ブクログ

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