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知的障害と教育 母親ときょうだいのための障害児教育学入門
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知的障害と教育 母親ときょうだいのための障害児教育学入門

島田有規(著者)

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知的障害と教育 母親ときょうだいのための障害児教育学入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朱鷺書房/
発売年月日 1999/12/20
JAN 9784886026170

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2011/10/02

 著者が、知的障がいをもつ姉をきょうだいとして見つめてきた経験と養護学校教諭としての経験をふまえて、家族の立場に立った視点を大切に、知的障がい児の指導について語っている。  「!」と思った点は、親も教師も、障がいにより不得意な部分を、トレーニングして「できる」に近づけたいと思いが...

 著者が、知的障がいをもつ姉をきょうだいとして見つめてきた経験と養護学校教諭としての経験をふまえて、家族の立場に立った視点を大切に、知的障がい児の指導について語っている。  「!」と思った点は、親も教師も、障がいにより不得意な部分を、トレーニングして「できる」に近づけたいと思いがちであるが、返って本人の自信や自尊心が失われ、自分自身に対する過小評価につながることがあるので、むしろ得意な面を伸ばして自身を深めることが、自分の弱い面を克服していこうとする意欲を生み、結果的には弱い面が改善されていくということ。それから、子どもとの信頼関係がなければ、教育は成り立たないということ。「この人となら、自分にとって難しいことでも、頑張ってやってみよう」という関係の中で、「~ができるようになる」。信頼関係が安全基地となり子どもの心を支えることによって、今度は「先生がいなくても一人で頑張ってみよう」という自立心に結びついていく、ということ。  これは、自分の失敗経験からも、深くうなづけた。できないことを少しでも追いつかせようとやっきになって、子どもと格闘し、その結果、子どもとの信頼関係も崩し、自尊心も失わせてしまったこと。そして今度はあきらめの境地で、子どもの自主性に任せ、できることをできる範囲で頑張るということを続けたところ、苦手なことも以前ほどの拒否反応なく取り組めるようになってきてた経験から、苦手なことを無理強いされ、できないことを意識させられるのは、いかに辛かったかを今更理解したのだった。  後半は、障がい者をきょうだいにもつ人たちの座談会内容も収められ、きょうだいの親には言いたくても言えず、相談する場が無いという悩みなどにもふれ、きょうだい者同士のつながりやケアの必要性も説く。ただ座談会のトークは、思ったより優等生的というか感じで、もっと本音トークが聞きたい気もした。ただ、皆一様に、頼まれたわけではないが親が障がいをもつきょうだいの面倒を見られなくなったら、自分が見なくてはと考えていて、一般的なきょうだい関係にはない見えない心理的負担を感じた。

Posted by ブクログ