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檻の中の闇 フィリピンで死刑囚になった日本人の獄中記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2000/01/01 |
JAN | 9784093860437 |
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檻の中の闇
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ノンフィクションならではの「生(き)」を一度味わってしまうと "衝撃のラスト" とか "予想だにしない展開" が売りの小説すべてに人工甘味料っぽいケミカルさを感じてしまうね。すげえ作品だった。 途中は著者のあまりの人の良さというか鈍感さと...
ノンフィクションならではの「生(き)」を一度味わってしまうと "衝撃のラスト" とか "予想だにしない展開" が売りの小説すべてに人工甘味料っぽいケミカルさを感じてしまうね。すげえ作品だった。 途中は著者のあまりの人の良さというか鈍感さというか腑抜けな感じにイライラしたけど、死刑執行場に続く花壇のある道が周囲と別世界のように整備されていたのにはゾクっとしたし、ベルトが13箇所もついた十字架のような執行室のベッドは本文の通り「見るもおぞましい」代物だった。 (語弊あるが)お気楽な死刑囚としての生活が、仲間の死刑執行を期に一変するそのコントラストは白と黒のモノトーンではあるが鮮やか。辛かったであろう獄中生活からあぶり出したフィリピンという国についてのあれこれもユニークで面白かった。 というかこれ本になったのが奇跡なんだよな。篤志家の方にほんと感謝。何者なのか知らんけれども。この本が書かれた10年後にやっと日本に帰って来れたとのこと。著者に落ち度も相当にあるんだろうが、何はともあれ本当に良かった。海外怖い
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