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北の大地の心療内科から
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北の大地の心療内科から

奥瀬哲(著者)

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北の大地の心療内科から

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 女子栄養大学出版部/
発売年月日 1999/03/01
JAN 9784789553407

北の大地の心療内科から

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商品レビュー

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2019/03/06
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昔は心療内科なんて、ありませんでした。 心療内科のイメージは精神科に通うのに抵抗のあるうつ病の人が薬をもらって、根本的な治療なし、みないなものだと思っていました。 心療内科は心身症を診ると書いてあります。 治療のために、家庭に介入するし、会社にも介入している。 すごい。 患者のデータを集めて、全体像を見えるようにして、複数の問題に対して、アプローチしていく。 そして、患者への対応は人として、尊重し、接している。 当たり前の事かもしれないけど、患者数はかなりの数。 面白いけど、大変だったのだろうと思いました。 環境と症状である程度まとめる事ができていて、わかりやすい名前を作り、分類していて、それも工夫だったのかもしれないです。 環境は家庭を一番に考えていて、良かったです。 事例の一つで、健康を害してでも、結婚生活を続けるかどうかで、自分の健康の為に別れを選んだのは、私自分の過去と重なりました。 アルコール、胃潰瘍、出社拒否。 家の父親も何か抱えていたのかも、しれないです。 男性は多くの期待と社会のつながりが必要とされていて、ストレスを抱えやすいように感じました。 テクノストレスの項目で「人間がコンピューターを使っている」のではなく、「コンピューターに使われているのは人間」という言葉がとても良かったです。 スマホなどの狭い意味でも、言えるけど、社会的に起きているのだろうなと思いました。 「①人間の健康状態はすべて環境要因の影響を受ける。 ②健康は環境と生活法と種々な人間性との間での調和の表現である。 ③心の中に起こることは身体に影響し、また同時に身体は心に反映する。心と身体はお互いに独立しているとは考えられない。」 ギリシャ時代のヒポクラテス医学の引用も良かったです。 「自分が生きていることが他人を幸福にしていることに通ずるという境地(思いやりのこころ)になるように心がけませんか」 一番大きな文字で書かれていました。 20年前の本。 もし、生きていれば、お会いしたいと調べたら、この本を出して、四年後に大腸がんで亡くなっていました。 豊平区の病院も名前は無いです。 女ごころの章がページ数も多く、家族を大事に、奥様を大事にされていたのだと伝わりました。

Posted by ブクログ