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宗教の力 日本人の心はどこへ行くのか PHP新書
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宗教の力 日本人の心はどこへ行くのか PHP新書

山折哲雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 1999/03/08
JAN 9784569604039

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商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2019/05/12

日本人の「心」の原型◆自然への信仰◆生と死を問う 著者:山折哲雄、1931サンフランシスコ出身、宗教学者、東北大学文学部→同大学院、国際日本文化研究センター名誉教授・国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授

Posted by ブクログ

2018/03/26

宗教学者の著者が、日本人の宗教的性格についてやさしく語った本です。無常観、霊魂信仰といった伝統的な宗教心についての著者の見方が述べられるほか、臓器移植や宇宙時代の宗教のあり方についての考察が展開されています。 講演に基づいているので、わかりやすいことばで説かれているのが特徴です...

宗教学者の著者が、日本人の宗教的性格についてやさしく語った本です。無常観、霊魂信仰といった伝統的な宗教心についての著者の見方が述べられるほか、臓器移植や宇宙時代の宗教のあり方についての考察が展開されています。 講演に基づいているので、わかりやすいことばで説かれているのが特徴ですが、一つひとつの問題に突っ込んだ議論がなされているわけではない点に、少し不満を感じてしまいました。宗教的な観点に立って書かれた、軽いエッセイといった内容のように思います。

Posted by ブクログ

2014/10/29

たぶん、図書館のリサイクル市でもらってきて、そのままになっていました。前に一度読んでいたのか、それともどこかで同じ話を書かれていたのか、聞いたことのあるような話が多かったのですが、復習として読むことができました。「こじき」と「こつじき」の違い。後者はお坊さんが修行のために出歩いて...

たぶん、図書館のリサイクル市でもらってきて、そのままになっていました。前に一度読んでいたのか、それともどこかで同じ話を書かれていたのか、聞いたことのあるような話が多かったのですが、復習として読むことができました。「こじき」と「こつじき」の違い。後者はお坊さんが修行のために出歩いて、ご喜捨を乞う。子どものころ、家の前でずっとお経をとなえるお坊さんがいて、小銭をあげるまでなかなか家の前から離れない、なんだか恐ろしい思いをした覚えがあります。鴨川にかかる橋の上には、戦争で手足をなくしたような人がおわんか何かを前において座っているのもよく見かけました。そう言えば、最近、新聞で「河原町のジュリー」の思い出話を読みました。私が、ずいぶん前に勤務していた地域には「あっちこっち」と呼ばれる女性がいました。ことばは正しくないかもしれませんが、たぶんバブルの時期くらいを境に、世の中がきれいになっていったのかもしれません。それでも、最近の話ですが、会議や何かで京都駅近くのビル街に行くと、いつもぼろをまとった男の人に出会います。「お恵みを」と言われることもないのですが、そうしてでも生きていけるのは、世の中が豊かになったせいなのでしょうか。それとも貧しいからでしょうか。学生とのインド旅行の話。芭蕉と西行の話。頂上目前に食べたキュウリの話。宇宙飛行士土井隆雄さんの話。平将門の首といっしょに出てきたのはトマス=モアの首。これは初耳でした。まあ、おもしろい話題が満載でした。1995年より後、2001年より前に書かれた本です。 (ここから先に書いていたレビュー、2回読んで、2回レビューを書いて気付いていない・・・) 図書館のリサイクル市で見つけてきて読みました。自分にとっての宗教とは何か、神とはどういう存在であるのか、そういうことに少しずつ興味をおぼえます。私自身は特に一つの宗教を信じているというわけではありません。しかし、たとえば、米粒は一つも残さずにきれいにご飯を食べます。水にしろ、電気にしろ、食物にしろ、衣類にしろ、「もったいない」という精神を強く持っています。何か行動をするときに常にだれか(お天道様)に見られているという意識があります。夕日に感動します。森に入れば神聖な気持ちにもなります。何らかの宗教心のようなものが私の身体の中に染み込んでいるのだと思います。これは両親の教えなのかどうか分かりません。生まれ育った環境が大きく影響しているとは思います。私はどちらかというと理科系人間で、非科学的な議論(たとえば血液型の話など)にはできるだけ関わりたくありません。それでも、悪いことをすれば、いずれバチが当たるとか、タタリがあるとか、思ったりはします。歴代の総理大臣が靖国神社に参拝するしないで問題になったりしますが、著者の考えではタタリがこわいからなのだそうです。物の怪とか崇りとかちょっとぞくっとする話しですが、あっさりと「そんなことありえない」とは言ってしまえない、そういう心の弱さ?があります。本書の後半には、宇宙飛行士やカーレーサーと神の話とか、インド旅行の話とか、四国八十八札所のこととか、脳死臓器移植のこととか、興味深い話題が数多く紹介されています。ところで、最近、立ち読みで(バチが当たるかな?)般若心経の自由約を読みました。いろいろ本を読みながら自分が考えていたことと同じようなことが書かれていました。私自身が単独で思いつくことなど何もなくて、過去に生かされているのだなあとあらためて感じました。私を通じて過去から未来へと、また何かを伝えられればいいなあとも思いました。

Posted by ブクログ

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