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ボタニカル・ライフ 植物生活
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
発売年月日 | 1999/03/16 |
JAN | 9784314008396 |
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ボタニカル・ライフ
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商品レビュー
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ベランダー!なんて言い得て妙。 「ベランダーと名乗った途端に不思議と気持ちが張り切り、むしろ庭など金輪際持ちたくないというよう無理な気概に満ちてくる。こんなに狭い部屋に住んでいる私はなんと哀れであることよとか、しょせん仮住まいですからねなどといった消極的な気分はすぐに吹き飛ぶ。...
ベランダー!なんて言い得て妙。 「ベランダーと名乗った途端に不思議と気持ちが張り切り、むしろ庭など金輪際持ちたくないというよう無理な気概に満ちてくる。こんなに狭い部屋に住んでいる私はなんと哀れであることよとか、しょせん仮住まいですからねなどといった消極的な気分はすぐに吹き飛ぶ。」 ほんとうに! 狭いベランダに増える鉢植え(株分けしては増える、できた苗は捨てられない、花が終わった宿根草たち、安売りしているとつい買ってしまう、)をあっちに置き、こっちに移動し右往左往している著者の姿が目に浮かぶ。 植物が芽をだす時、つぼみが花開く時、新しい葉がひとつ出ていた時、悦びに震える様子。 植え替えなど必要ないのに、高まる愛情と緩やかな成長の折り合いがつかず、不必要な世話をせざるを得なくなってしまう。 枯れかかっている植物を後悔と祈りの気持ちでじっと見つめるその姿。 アボカドを食べたら種を植えてしまう、その習性。 わかる。わかる。うちにもひとりベランダーがいますから。 ベランダーという人種の心の内の笑いと愛おしさと阿保らしさを描いて見せてくれた素敵なエッセイでした
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以前読んだ本もいとうせいこう氏の文章は読みづらいなと思ったのに、何故手にとってしまったか。植物好きだからかな。まあ、読んでみる。植物日記、花好きだと。私は花じゃなくて、植物系なんだよなーやっぱりあわないかなーと思いながら読むがふと「そう言えば、植物日記的書物は珍しい」と思う。 ...
以前読んだ本もいとうせいこう氏の文章は読みづらいなと思ったのに、何故手にとってしまったか。植物好きだからかな。まあ、読んでみる。植物日記、花好きだと。私は花じゃなくて、植物系なんだよなーやっぱりあわないかなーと思いながら読むがふと「そう言えば、植物日記的書物は珍しい」と思う。 ニチニチソウ、クレソンは詳しく調べてみたい。
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ベランダ―(決してラベンダーでもガーデナーでもない)がおくるベランダでの植物育生奮闘記。 ある種の病気のように花を買っては枯らしていく。枯れる草花を見て「生命とは何か」「見かけは生きている。しかし中身は死んでいる…植物は不気味だ」と深淵を覗いてみたりしている。 中々に波乱万丈なベ...
ベランダ―(決してラベンダーでもガーデナーでもない)がおくるベランダでの植物育生奮闘記。 ある種の病気のように花を買っては枯らしていく。枯れる草花を見て「生命とは何か」「見かけは生きている。しかし中身は死んでいる…植物は不気味だ」と深淵を覗いてみたりしている。 中々に波乱万丈なベランダ―生活である。軽妙な語り口で、花が咲けば喜び、枯れれば親が亡くなったかのように悲しむ。伸び伸び生長していても、一向に実も花もつけない植物には憤りを覚えつつも何故できないのか、と頭を抱える。 ベランダ―にとって植物は、立派なパートナーであると感じた一冊。
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