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ラヴェル その素顔と音楽論
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ラヴェル その素顔と音楽論

マニュエルロザンタール(著者), マルセルマルナ(編者), 伊藤制子(訳者)

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ラヴェル その素顔と音楽論

2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 1998/03/25
JAN 9784393931448

ラヴェル

¥2,750

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2019/10/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

ラヴェルの生涯が弟子によって綴られた本だ。 ラヴェルの考え方や生き方が分かりやすく丁寧に、詳細に語られており、とても分かりやすい。 ラヴェルを知ろうという人にはもってこいの本だ。

Posted by ブクログ

2018/04/22

ラヴェル の曲は和音が好き。一見あり得ないような組み合わせだけど、弾いてみると「これしかない」と納得する響き。この和音を創るのためにどれ程の労力をかけたのだろう。 ラヴェル は信念の人だ。理想と現実の狭間で、弟子に対しても世間に対しても自分の筋を通さなければ納得できない。そして...

ラヴェル の曲は和音が好き。一見あり得ないような組み合わせだけど、弾いてみると「これしかない」と納得する響き。この和音を創るのためにどれ程の労力をかけたのだろう。 ラヴェル は信念の人だ。理想と現実の狭間で、弟子に対しても世間に対しても自分の筋を通さなければ納得できない。そして自分自身に対してはより一層妥協を許さない。 もし医師の勧めた通り手術をしなかったとすれば、恐らくもう数年は長く生きたのだろう。しかし作曲活動はおろか、一人で生活をおくることすらままならなくなった自分にフラストレーションを感じ続けて生きることは彼にとって幸福ではないのかもしれない。理想を実現するための努力を惜しまなかったラヴェルの皮肉な最後である。 それでも作中でも書かれてように、彼の曲は一曲も駄作がない。彼の創りあげたハーモニーは100年経ってもなお色褪せることがない。作曲家としても仕事人としても尊敬する。

Posted by ブクログ

2013/01/18

ラヴェルの弟子であるロザンタールが描き出すラヴェル像。音楽論というよりも、ラヴェルの音楽論(音楽観)を含めた”ラヴェルと言う人物”についてのお話です。 たとえば、ラヴェルは自分に恵まれなかった才能(シューマンのように旋律を”生み出す”才能)を認識していたということ、友人間のウソ...

ラヴェルの弟子であるロザンタールが描き出すラヴェル像。音楽論というよりも、ラヴェルの音楽論(音楽観)を含めた”ラヴェルと言う人物”についてのお話です。 たとえば、ラヴェルは自分に恵まれなかった才能(シューマンのように旋律を”生み出す”才能)を認識していたということ、友人間のウソに非常に厳しい人物だったこと、そして音楽についても高いプロ意識を持っていたこと、あるいは、女性関係について・・・など、さまざまな面からラヴェルと言う人物像を見つめています。 内容の多くは交友に関する話題がからめられており、それを通じて、ラヴェルが友人や社会をどのように見ていて、また見られていたのかということが分かってきます。 ぼくが面白いと思ったのは、ラヴェルが必要もない電話を買ってそれを自慢していたということ。「こちら、モーリス・ラヴェル(p.121)」、じっさいに聞いてみたかった気もする。ラヴェルって面白い人だったんだなあと思いました。 作曲家を歴史や社会的に(つまり文献にたよって)把握したというものではなく、弟子によって描かれた本。写真もいくつかあって、とても面白い本です。

Posted by ブクログ

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