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闘牛への招待 文庫クセジュ810
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闘牛への招待 文庫クセジュ810

エリック・バラテ(著者), エリザベトアルドゥアン=フュジエ(著者), 管啓次郎(訳者)

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闘牛への招待 文庫クセジュ810

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 1998/12/15
JAN 9784560058107

闘牛への招待

¥605

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2014/11/28

借りたもの。 フランスの著書であるが、スペインの闘牛を考える上で良著。 文庫ながら興味深いデータが多い。 動物愛護の精神から闘牛は残酷であるとしながらも、できるだけ公平な視点で見ようと試みている気がする。 闘牛の起源がミノタウロス神話、ローマの供儀の延長という説を否定。 野蛮な...

借りたもの。 フランスの著書であるが、スペインの闘牛を考える上で良著。 文庫ながら興味深いデータが多い。 動物愛護の精神から闘牛は残酷であるとしながらも、できるだけ公平な視点で見ようと試みている気がする。 闘牛の起源がミノタウロス神話、ローマの供儀の延長という説を否定。 野蛮な屠殺の祭りで、17~18世紀以前は更に血みどろな見せ物であった事を強調している。 闘牛観のスペインと欧州の変容を挙げ、肯定的イメージが19~20世紀初頭の文芸人によって産み出されたという。 欧州ではロマン主義、懐古趣味からイメージの“スペイン”が流行し、それが闘牛とフラメンコをスペインらしさの象徴にした事を示唆している。 闘牛のルールやパセの変容も紹介。 それは、19世紀~20世紀にかけて闘牛が単なる屠殺でなくなった事を顕しているのではないだろうか? スポーツでもなく、人と雄牛の闘いでもない。 スペイン内外での闘牛論争、その歴史についても書かれている。 闘牛における牛の傷痕から、絶命に至るまで何度も刺す点を指摘し、残酷であると訴える。 しかし食肉加工の屠殺との比較は言及されておらず、果たしてそれが本当に「残酷な苦痛を与えていない」かは私には解らなかった。(それを残酷と責めれば、菜食主義にならざるを得ない) 残酷さについて、それらは流れる血を問題にし、肉についてはこの限りではない点を指摘している点が興味深かった。

Posted by ブクログ

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