密約の地 ハヤカワ文庫

ジャック・ヒギンズ(著者), 黒原敏行(訳者)

• 販売会社／発売会社: 早川書房/
• 発売年月日: 1998/12/15
• JAN: 9784150408978

商品レビュー

2010/05/28

1944年、重慶。毛…

[文庫ＯＦＦ]

1944年、重慶。毛沢東とチャーチルの間にかわされた香港の租借期限を百年延長するという密約書を携えたダコタが撃墜され、密約書は行方不明に。時は流れ、香港返還を目前にしてマフィアが密約の存在を知った。

2021/12/19

第二次大戦中、毛沢東とチャーチルの間で、香港租借期限の百年延長を記した密約書が調印されようとしていた。がだ書類をのせた飛行機が墜落、密約書は行方不明に。時は流れ1993年、密約書の存在を知ったマフィアは、利益を守るために香港返還を阻止せんと書類を探し始める。その企てを阻むため英情報機関の長ファーガスンは元テロリストのショーン・ディロンとともに、密約書が眠るというスコットランドの城にのりこんだ。

ショーン・ディロンのシリーズ三作目。いつものパターンに陥っているのは、もう仕方がない。雰囲気を楽しみました。

2007/02/10

第二次大戦中、中共への軍事支援の見返りに香港返還の100年間の延長を毛沢東に約束させた密約書を巡って、シチリア・マフィアとグループ・フォアが激突。国家を揺さぶり兼ねない重要書類を巡って二つの勢力が拮抗するプロットは前作「サンダー・ポイント」にも通じる。