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迷路のなかで 講談社文芸文庫
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迷路のなかで 講談社文芸文庫

アラン・ロブ・グリエ(著者), 平岡篤頼(訳者)

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迷路のなかで 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1998/02/10
JAN 9784061976023

迷路のなかで

¥660

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2018/11/13

本当に迷路のなかを彷徨っているような酩酊感。 ヌーヴォー・ロマンの醍醐味ってこの酩酊感だよな〜……それとも、これ、風邪薬のせい?w

Posted by ブクログ

2017/05/21

この作品をはじめて読んだときの衝撃はいまも鮮明だ。 例えば電気スタンドとガラス製灰皿の置かれたテーブルの様子や壁紙の模様を微に入り細に入り描写する場面があるのだが、「こんな方法があったのか」と驚かずにはいられない。 ヌーヴォー・ロマンを代表する名作。

Posted by ブクログ

2014/08/12

 1959年、アラン・ロブ=グリエ著。似たような風景が続く雪に塗りこめれた街を、箱を抱えた敗残兵が彷徨う。ストーリーは何度も反復回帰を繰り返し、いつの間にか視点が絵画の中に入り込んだりする。  幻想的で、非常に独特な小説だった。  まず、特徴的なのが場面の反復だ。同じ街の風景、同...

 1959年、アラン・ロブ=グリエ著。似たような風景が続く雪に塗りこめれた街を、箱を抱えた敗残兵が彷徨う。ストーリーは何度も反復回帰を繰り返し、いつの間にか視点が絵画の中に入り込んだりする。  幻想的で、非常に独特な小説だった。  まず、特徴的なのが場面の反復だ。同じ街の風景、同じ廊下、同じ部屋が何度も現れて、しかしその細部が微妙に変わっており、そのことにより少しずつストーリーが動き、若干メタ的なラストに落ちていく。  だが、その程度の小説なら腐るほどある気がする。本小説の個性は、あまりに詳細な幾何学的描写だろう。線や円だとか、グラスの置かれていた跡だとか、普通の小説なら省くであろう、些細な物体への注視(主人公の精神状態が影響しているのだろう、と推測できるので読んでいて奇を衒っているという印象はない)。そのことにより、人物と物体が対等の立場に置かれ、小説全体が一枚の静物画のように見えてくる。  雪や敗残兵といった退廃的なモチーフもあいまって、寂しげな静けさが読後に残った。

Posted by ブクログ

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