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とぶ船(下) 岩波少年文庫137
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とぶ船(下) 岩波少年文庫137

ヒルダ・ルイス(著者), 石井桃子(訳者)

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とぶ船(下) 岩波少年文庫137

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2006/01/17
JAN 9784001141375

とぶ船(下)

¥550

商品レビュー

4.2

10件のお客様レビュー

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2021/04/19

上巻に続いてワクワクしながら下巻へ。下巻のお話の展開が素晴らしくてあっという間に読み終わってしまった。脇明子さんの解説に「魔法のお話をただ書くだけなら簡単でも、読者が本当にその魔法を信じたくなるように書くのは、容易いことではありません。ヒルダ・ルイスは魔法にふさわしい子どもたちを...

上巻に続いてワクワクしながら下巻へ。下巻のお話の展開が素晴らしくてあっという間に読み終わってしまった。脇明子さんの解説に「魔法のお話をただ書くだけなら簡単でも、読者が本当にその魔法を信じたくなるように書くのは、容易いことではありません。ヒルダ・ルイスは魔法にふさわしい子どもたちをしっかり描くことで、それを見事にやってのけたのです。」とあったが、なるほど、だからこんなにも物語がしっかりとしていて大人が読んでも惹きつけられ、4人の子どもたちと自分が冒険しているような、あるいはしたような読後感を得られたのだなぁーと思いました。少年文庫は、大人にとっても夢のある、そして夢中になれる文庫です。この物語の世界にどっぷりとはまれた自分にも感動。

Posted by ブクログ

2021/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文句なし5つ☆ 特に終わり方がよかった。 色ん様々な時代にとび、冒険を楽しむ4兄弟姉妹。 昔の約束を忘れずにマチルダを迎えに行き、現代イギリスへ連れてくる話も良かった。 最後、長男ピーターがいつまでも魔法を忘れずにいる間に約束通り、船を返しにいく。 「おまえたちは、忘れなければならない」 「これから覚える、新しいものに、場所をあたえなければならないのだ」と。 そして大人へなっていく… その昔冒険で出会ったオーディン王が、お爺さんだったのだ! 夢しかない、子どもにたっぷりと夢を見て欲しい、そんな一冊。贈り物に最適だとおもった!

Posted by ブクログ

2020/07/19

有名だった本書、読みたいリストにいれたまま二年以上経って、やっと読み終えた。 勝手に中学生向けくらいのヒューマンドラマの本だと思っていたけど、ぜんぜん違って、四人兄妹の楽しい歴史ファンタジーだった。内容自体は小学校高学年でも読めるけど、イギリスの歴史がわかるとしのほうが面白いかも...

有名だった本書、読みたいリストにいれたまま二年以上経って、やっと読み終えた。 勝手に中学生向けくらいのヒューマンドラマの本だと思っていたけど、ぜんぜん違って、四人兄妹の楽しい歴史ファンタジーだった。内容自体は小学校高学年でも読めるけど、イギリスの歴史がわかるとしのほうが面白いかも。 ナルニアより四人兄妹の性格も好感がもてた。 男児二人が女児二人より優遇された描写が多い気もしたけど、ピーターは主役だし、作者の息子がモデルのハンフリも準主役だから仕方ないか。 はじめは、わりと短い話がプツプツと続き、なかなか読み進められず、どうしようかと思っていたが、マチルダの再登場でやっと面白くなった。 現代イギリスにきたマチルダが、お風呂をとてもきれいで素敵な部屋だと気に入る場面がすごく良かった。 しかし、さすがに石井桃子訳のかたさも感じてしまった。安定感はあるけど、、。 なんてこってしょう!という、シーラの台詞も今は改定したほうがいいかも。 ラスト、きちんとファンタジーの終わりが作られていて感心してしまった。寂しいわけでもなく、子供時代にピリオドを自らつけていく行動は読んでいて爽快感すらあった。「ピーターパンとウェンディ」のラストに不満があった私は、この本の終わり方が好きだ。

Posted by ブクログ

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