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くじ 異色作家短篇集6
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2006/01/31 |
JAN | 9784152086976 |
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くじ
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
SL 2022.6.26-2022.7.1 なかなかにダークな内容の短編集。 表題作の「くじ」は背筋が寒くなるような怖さ。 人の内にひそむ悪意や残酷さ、狂気を描く。
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再読。この本を両親に捧いだのか、と思ったらこの人どんなひとなの?と思っちゃった。今回はジェームス・ハリスのことを意識しながら読んでみたら真夏の夜にヒヤッとする気持ちになった。意地悪な人、怖い人に巻き込まれることは身近にありそうなリアルさが怖い。また読み返しそうな気がする。
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ハヤカワの『異色作家短篇集』では、スタージョン『一角獣・多角獣』と並んで有名な1冊。著者のシャーリイ・ジャクスンは『たたり』や『ずっとお城で暮らしてる』が有名。 『ホラー作家』とカテゴライズされることが多いが、『異色作家短篇集』の一角を占めるだけあって、ストレートなホラーというよ...
ハヤカワの『異色作家短篇集』では、スタージョン『一角獣・多角獣』と並んで有名な1冊。著者のシャーリイ・ジャクスンは『たたり』や『ずっとお城で暮らしてる』が有名。 『ホラー作家』とカテゴライズされることが多いが、『異色作家短篇集』の一角を占めるだけあって、ストレートなホラーというよりは、ちょっとユニークな読後感が残るタイプの作家で、本作ではその『ユニークな読後感』が強い短篇集だった。 殆ど伝説のようになっているのが表題作の『くじ』だが、どれも怪奇小説というよりはサスペンス、人間の内面を鋭く抉る作風。女性同士の会話に英国心理小説との共通点を感じるのは、どちらも『人間の内面』を主題にしているからだろうか。また、切れ味の鋭さはサキっぽいところもある。実際は米国の作家なのだが、英国っぽい……。 表題作は言うに及ばずだが、その他の短篇では『魔女』『どうぞお先に、アルフォンス殿』『チャールズ』『人形と腹話術師』『曖昧の七つの型』『歯』が良かった。 驚いたのは、翻訳の深町眞理子氏が最初に出した訳書が本作だったということ。深町氏といえば創元版のシャーロック・ホームズやルース・レンデルの邦訳が有名。個人的に思い入れが深いのはヘレン・マクロイの『家蠅とカナリア』かな。
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