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火の山(上) 山猿記 講談社文庫
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火の山(上) 山猿記 講談社文庫

津島佑子(著者)

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火の山(上) 山猿記 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2006/01/12
JAN 9784062752961

火の山(上)

¥220

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2009/12/09

オススメ

NHKの連続テレビ小説『純情きらり』の原案となった本作。「有森家」という一族の女たちを中心に、戦後日本を克明に描いた肉厚のドラマ。人物関係がやや複雑だが、読み始めると止まらない、読み応えのある作品だ。

TKS

2023/02/18

大江健三郎や『楡家の人びと』を彷彿とさせる圧倒的創造(想像)力のクロニクル系大長編。 有森家の1人が、連綿と続く有森家の歴史・家族の事件を綴った手記を、更にその子供たちが読み進めていくという内容。 現代の会話ではどうやら誰が生き誰が亡くなっているか窺い知れるが、手記は著者の幼少...

大江健三郎や『楡家の人びと』を彷彿とさせる圧倒的創造(想像)力のクロニクル系大長編。 有森家の1人が、連綿と続く有森家の歴史・家族の事件を綴った手記を、更にその子供たちが読み進めていくという内容。 現代の会話ではどうやら誰が生き誰が亡くなっているか窺い知れるが、手記は著者の幼少期から丁寧に進んでいく部分が肝な気がする。 津島佑子の作話力に驚きを感じる一作。

Posted by ブクログ

2021/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカで生まれフランスで暮らす娘に、先祖代々甲府で生きてきた一族の歴史を父が書き残した記録―を、いとこが預かって、数十年後にようやく送り届けるという態の小説。 長年アメリカで暮らしながら根っこの部分で日本人が抜けない父親が、日本語を読めない娘に日本語で記録を残すので、間に何人か人が入って日本語を訳さなければならない。 そして、富士山についての古文書の記録や、記録を補足する注記やメモなども入り、スムーズに読むのはかなり難しい。 また、一族に代々伝わる小太郎という名前が、いつの時代の誰の話かを理解するのを妨げる。 この小太郎は祖父なのか、孫なのか? 何世代にもわたる大家族の記録は、名前を覚えるのも一苦労だ。 ようやく第二次世界大戦がはじまろうというころまでで、上巻は終わり。 下巻はもう少しスムーズに読めるような気がするが、さて。

Posted by ブクログ

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