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褐色の文豪
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褐色の文豪

佐藤賢一(著者)

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褐色の文豪

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2006/01/27
JAN 9784163246109

褐色の文豪

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2019/03/29

デュマ、パリ分文壇を征服す! 「黒い悪魔」ことデュマ将軍の息子、アレクサンドル・デュマは、 父親譲りの豪胆さ、集中力を武器にパリで劇作家への道を歩みだし、 ついには大傑作『三銃士』を著すが・・・ 父が大好きで、常に父を意識しながら生きていた主人公。 ふとした契機から劇作家をめざ...

デュマ、パリ分文壇を征服す! 「黒い悪魔」ことデュマ将軍の息子、アレクサンドル・デュマは、 父親譲りの豪胆さ、集中力を武器にパリで劇作家への道を歩みだし、 ついには大傑作『三銃士』を著すが・・・ 父が大好きで、常に父を意識しながら生きていた主人公。 ふとした契機から劇作家をめざして成功した、破天荒な主人公の生き方が面白いです。 傑作を生み出した背景にあったもの、人の思惑と主人公の才能、自分の息子に残したもの。 遠い時代の遠い場所であった出来事の物語なのですが、とても身近に感じられて親近感を覚えたりします。 この本だけでも十分面白いのですが、「黒い悪魔」を読んでからこちらを読む方が、 より楽しみは増すでしょうね。

Posted by ブクログ

2016/10/24

子供の頃から慣れ親しみ、映画やドラマなどが放映されると欠かさず観ていた【三銃士】の著者がこういう方だったとは…。 幾ばくかの驚きとともに納得できる人生。 偉大なる父を無邪気に信仰し、波乱万丈に憧れ、憧れるとともにいささか行動もし、そんな自分を蔑み続けたかもしれない彼の人だからこ...

子供の頃から慣れ親しみ、映画やドラマなどが放映されると欠かさず観ていた【三銃士】の著者がこういう方だったとは…。 幾ばくかの驚きとともに納得できる人生。 偉大なる父を無邪気に信仰し、波乱万丈に憧れ、憧れるとともにいささか行動もし、そんな自分を蔑み続けたかもしれない彼の人だからこそ書けた物語だったのだろうな…と感じる。 また【三銃士】を読んでみたくなった。

Posted by ブクログ

2010/06/16

デュマ親子三代の二部。買ってはくれず,借りてくれた。それも迅速に~ヴィレル・コトレでアレクサンドルは敗走するナポレオンを見て軍人の道を捨てた。同郷の親友ルーヴァンに誘われて見たサワソンでのハムレットの焼き直しを見て,劇作家を志すが母と仕事を捨ててパリに行く気にはなれない。故郷で失...

デュマ親子三代の二部。買ってはくれず,借りてくれた。それも迅速に~ヴィレル・コトレでアレクサンドルは敗走するナポレオンを見て軍人の道を捨てた。同郷の親友ルーヴァンに誘われて見たサワソンでのハムレットの焼き直しを見て,劇作家を志すが母と仕事を捨ててパリに行く気にはなれない。故郷で失恋し,先に上京したルーヴァンに誘われて花の都に上りオルレアン公の秘書の職を得て,演劇を見た劇場でアメリカ人と蔑まれても,めげないアレックスはノディエとの知遇を得,隣に住んでいた年上の女性のアパートに転がり込んだが,息子を一人設けて母を住まわせたアパートと愛人のアパートの三重生活を送る内,フランセ座の審査に通り掛けて運が開け,詩人ヴィクトル・ユーゴとも知り合いとなる。「アンリ3世とその宮廷」で大当たりをとった時,シャルル10世が憲章を認めぬ反動政治に走ったため,オルレアン公を建てるしかないと思いこんだアレックスは革命の主人公に踊り出すため,王党派のサワソンで火薬を接収するが,それはせいぜい裏方の仕事であったとと思い知らされた。自分と同じ名を付けた息子の認知を巡る話し合いでは書店を開く約束で親権まで手に入れた。マルセイユの図書館で「ダルタニャン氏の回顧録」を見て,父や自分の生涯に似ているという理由で「三銃士」を新聞に連載し,ルイ・ナポレオンと交わした約束を果たして「モンテクリスト伯」も書き,巨万の冨はパリ郊外に建てたモンテクリスト城建設に消えたが,小説工房というシステムも構築して,歴史劇場も順調であったところに,2月革命が起こり,劇場の経営破綻から破産宣告を受けるが,それでめげることなく,ベルギーに逃げるも政治亡命にすり替え,新しい執筆契約で再び金を稼ぐようなると,大規模な旅行に出掛け,自らのヨットも手にするが,イタリア統一を目指すガリバルディを支援するためであった。晩年は長男デュマ・フィスに世話になるが68歳の人生を終えて遺言により埋葬されたのは両親の墓の右隣であった。フィスは幸せな人生だったのだろうかと父の生涯を振り返る~ナポレオンの立場から書いたり,愛人の立場で述べさせたり,ユゴーの思惑を書いたり,勿論本人の気持ちを書いたりで,ちょっと疲れるが,彼の一生は纏められているな。象牙色の賢者のすべて一人称語りよりも良いかも知れないけど・・・。これでデュマ三部作「黒い悪魔」「褐色の文豪」「象牙色の賢者」は終わり,ちょいと疲れた。「象牙色」を先に読んでなければ,波瀾万丈を楽しめたかも知れないが,「褐色」の後半は特に疲れる。それにしても大デュマの生きた時代は,ナポレオン・復古王政・七月王政・2月革命・ナポレオン三世・普仏戦争(・イタリア独立・ドイツ独立)・第三共和制・パリコミューンと忙しいだった

Posted by ブクログ

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