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エゾの歴史 北の人びとと「日本」 講談社学術文庫1750
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2006/02/14 |
JAN | 9784061597501 |
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
「蝦夷」の定義を動態的・変動的に捉えていること(中世のエゾは「方民」的だが近世のエゾはほぼアイヌを指すなど)、中国東北やシベリアを含む北東アジアの歴史的変動との関係を重視していること(アイヌ文化の成立とモンゴル帝国の北方侵出との関係、中近世移行期の一連のアイヌ蜂起と大陸の政治情...
「蝦夷」の定義を動態的・変動的に捉えていること(中世のエゾは「方民」的だが近世のエゾはほぼアイヌを指すなど)、中国東北やシベリアを含む北東アジアの歴史的変動との関係を重視していること(アイヌ文化の成立とモンゴル帝国の北方侵出との関係、中近世移行期の一連のアイヌ蜂起と大陸の政治情勢との関係など)、松前藩の「商人」的性格を強調していること等々が注意をひく。
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まともな本を読んだという感じがする。 「北からの元寇」は知っていたが、それに対抗したのが安東氏かもしれないというのは、是非を判断する材料は私にはないが、じつにダイナミックで面白い。 冒頭で紹介されている、アイヌが満州まで朝貢に行っていたというのも、あってもおかしくない話だ...
まともな本を読んだという感じがする。 「北からの元寇」は知っていたが、それに対抗したのが安東氏かもしれないというのは、是非を判断する材料は私にはないが、じつにダイナミックで面白い。 冒頭で紹介されている、アイヌが満州まで朝貢に行っていたというのも、あってもおかしくない話だけど、実際に読むと胸が熱くなる。 アイヌ収奪史観というか、近代の暴力というものに対する、筆者の中立的な立場も、非常に好感が持てる。 北方の歴史は面白いなあ、と思う。 だけれども、参考にできる「文献」が限定されており、誠実であろうとするほどビビッドさに欠けるようなところはある。 しかし、これから先、ロシア領の考古学的知見や、中国や朝鮮の歴史学の発達により、この分野はもっと面白いものとなるだろう。 「日本史」というものを変える力があると思う。
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東北に行くことになったため、付け焼き刃で勉強しようと図書館で借りてきた本。中世には「まつろわぬ東北の人」の意であった蝦夷(エミシ)は、民族的には多様な人々が含まれていたのが、江戸時代には、蝦夷(エゾ)としてアイヌ民族のみを指すようになったこと。琉球に対する薩摩藩、唐人に対する長崎...
東北に行くことになったため、付け焼き刃で勉強しようと図書館で借りてきた本。中世には「まつろわぬ東北の人」の意であった蝦夷(エミシ)は、民族的には多様な人々が含まれていたのが、江戸時代には、蝦夷(エゾ)としてアイヌ民族のみを指すようになったこと。琉球に対する薩摩藩、唐人に対する長崎のように、アイヌに対する和人中央政権の出先機関として、松前藩が蝦夷地への「閂」の役割を果たすが、幕末期には、ロシアやアメリカなどの対外圧力にさらされ、蝦夷地の和人化をはかる過程で「閂」がはずされていくという説明も、なるほどという感じ。でも記述は幕末で終わり、現代史については触れられていないのが、残念。若い研究者への小言めいた批判が多いのが、ちょっと気になる。
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