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閉ざされた夏 光文社文庫
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閉ざされた夏 光文社文庫

若竹七海(著者)

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閉ざされた夏 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2006/02/20
JAN 9784334740177

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商品レビュー

3.1

11件のお客様レビュー

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2022/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうしてこうも切ない、やるせない気持ちになるのに読んでしまうのか。若竹作品を読むとこういう気持ちになることが多い。 夭折した作家の文学館で起こる放火未遂事件に、殺人事件。 やっぱり若竹作品にはもやもやする人がたくさん出てくる。あの、バイトの子も本当に・・・なんだったら主人公も好きじゃない。けど。学芸員の討論が面白くて、それがのちに事件の重大なヒントになって…被害者も悲しいし、加害者も悲しい。館長にきちんと天罰が下るのか見たかったけど、最高に切ない終わり。 殺した人、死体を動かした人、放火未遂した人、放火した人…悪い、は何をもってなのか。

Posted by ブクログ

2022/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな著者だったので。 ある作家の文学記念館に勤める主人公。 出勤時間もまちまちと、のんびりした職場だが、 先輩たちは個性的でマイペース。 特別展の準備に忙しい中、放火が発生する…。 思ったより、作家の過去の暴露があまりなかったし、 登場人物たちへの思い入れも薄くて、 全体的に印象が薄い。 主人公同様、 ゆるくてスケジュール通りに中々進まない仕事環境にはいらいらしそうだが、 職場に色々な種類の緑茶だけでなく、 紅茶も取りそろえられているのはうらやましかった。

Posted by ブクログ

2021/08/24

若竹七海の極めて初期の長編。1992年「夏の果て」という題名で発表して第38回江戸川乱歩賞候補になった。文庫ではなく、単行本の感想を述べる。 冒頭モノローグの後には、完全架空の「新国市高岩清十記念館 高岩公園 パンフレット」の資料が出てきて、次に高岩公園地図と清十記念館間取図、...

若竹七海の極めて初期の長編。1992年「夏の果て」という題名で発表して第38回江戸川乱歩賞候補になった。文庫ではなく、単行本の感想を述べる。 冒頭モノローグの後には、完全架空の「新国市高岩清十記念館 高岩公園 パンフレット」の資料が出てきて、次に高岩公園地図と清十記念館間取図、清十旧邸間取図が現れる。‥‥こ、これは新本格推理小説の冒頭の体裁ではないか。それにしてもよく作り込まれた世界だ。清十は有島武郎ぐらいの位置付けの、教科書に載っている完全架空の有名作家として出てくる。こういう作り込みが本格の魅力です。これでそのまま乱歩賞を獲っていたら、若竹七海先生は本格推理の大御所になっていたのだろうか。 本書は、乱歩賞最終候補作品を加筆・訂正し「閉ざされた夏」と改題して1993年1月に出版された。表紙裏には30歳そこそこの女性が、かなり緊張した趣の著者近影として「将来が期待される大型新人である」と載っている。既に全ての頁が色焼けしていて、最後の頁には図書カードを入れる袋まで付いている。県立図書館はカードで管理していたのだろう。28年前と言うと、もはやそんなにも「閉ざされた」時代なのかと感慨に耽る。 資料は他にも「特別展企画書」、「企画展パンフレットもくじ」、そして事件にいろいろと影響を与える清十の遺品の数々や遺族の日記などが、さも実在しているかの様に出てくる。図らずも、私の好きな考古学ではないけれども、文学館の学芸員の仕事と生活が、冒頭から1/3ほど使って丁寧に描写される。珍しい学芸員主体の「殺人事件」なのである。 いや、私は殺人事件など起きずとも博物館や文学館、美術館は、本格推理モノには良い舞台と思うのですよ。学芸員の仕事は日々遺物を巡って果てしない推理合戦をしているようなものでしょう。 閑話休題。 新人学芸員の才蔵くんと同居している妹がミステリ作家という設定から、さてはこの妹が探偵役か!とミスリードさせるというなかなか一筋縄ではいかないつくり。犯人の正体も二転三転する。渾身の本格推理である。 おゝ「期待の大型新人だ」読んで行こう、じゃない‥‥。若竹七海作品を年間10冊は読もうシリーズの4冊目。一応季節を考えて選んでみました。

Posted by ブクログ

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