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暗い森 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2006/02/15 |
JAN | 9784151751059 |
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第三十回 ・・・ 第三十回 「暗い森」 ・・・ 他称スケルトン探偵(本人は、この呼び名を嫌がっている)ギデオン・オリバーは、骨の専門家の考古学者……。 生々しい肉がついてるのは嫌で、古ければ古いほど好み、なのですが、ときどき、現実の殺人事件に...
◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第三十回 ・・・ 第三十回 「暗い森」 ・・・ 他称スケルトン探偵(本人は、この呼び名を嫌がっている)ギデオン・オリバーは、骨の専門家の考古学者……。 生々しい肉がついてるのは嫌で、古ければ古いほど好み、なのですが、ときどき、現実の殺人事件に巻き込まれてしまう、というシリーズです。 作者本人が、ホームズを読んだときの興奮が忘れられなくて……というだけあって、枯れた骨を相手につぶさに状況を描き出していく手法はホームズそのものです。 ミステリーというのは、どんな「謎」をセッティングするかでまずは決まるものですが、この本の謎は、森でハイカーが殺された……ただし、殺した槍は一万年前に絶滅したはずの種族によるものだ、というとてもハイレベルなもの……。 なので、ここで興奮できる人はこの本の読者です。 彼らはまだ生存していたのか? そうでないなら誰がこの槍を作れたのか? 考古学系の謎が好きな人には、これはもう古典といっていい一冊でしょう。 シリーズなので気に入ったらしばらく楽しめます。 2018年09月04日
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“スケルトン探偵”の異名を持つ形質人類学者ギデオン・オリヴァーを主人公とする第二作。このシリーズは日本でも好評だったようで、その多くが翻訳されている。本作が私のアロキンズ初体験となるが、正直期待はずれだった。登場人物らの軽妙なやりとりなどからユーモアミステリの範疇に入るのかも知れ...
“スケルトン探偵”の異名を持つ形質人類学者ギデオン・オリヴァーを主人公とする第二作。このシリーズは日本でも好評だったようで、その多くが翻訳されている。本作が私のアロキンズ初体験となるが、正直期待はずれだった。登場人物らの軽妙なやりとりなどからユーモアミステリの範疇に入るのかも知れないが、どうにも中途半端な印象。この肩の力が抜けた感じが“受けた”のかもしれないが、プロット自体に大きな謎も、中途のサスペンスも、「どんでん返し」も無く、淡々と展開する凡作である。 ワシントン州国立公園の大森林で行方不明となっていたハイカー数人の骨が発見され、FBIはオリヴァーに鑑定を依頼する。槍と推察される凶器の先端には骨が使用されており、一万年前に絶滅したはずの部族のものに酷似していた。未確認生物「ビッグフット」犯人説も浮上、懸賞金も出されて大騒ぎとなっていく。 無能なFBI捜査官とのやりとり、後にオリヴァーの妻となる女性との色恋沙汰、本作の主題となる「インディアン(蔑称であり、アメリカ先住民とするべき)」の扱い方など、どれも深みが無く、歴史的なロマンにも欠ける。特に、アメリカ先住民についてのエピソードは、未開の野蛮人に対するのと同様の蔑み方であり、白人の人類学者の「偽善」が垣間見えて不快だ。また、肝心の骨にまつわるミステリーが弱いのは致命的で、犯人の意外性も無い。 或る書評本では「超A級の面白さ」の評価で絶賛していたが、評論家諸氏の「ツボ」は本当にあてにならない。代表作である「古い骨」も未読だが、果たしてどう変わっているだろうか。
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大好物のアーロン・エルキンズ。このシリーズは何度も何度も読んでるけど、何度読み返しても面白い。骨から見えるものと、スケルトン探偵、ギデオンの人生と。その中でも、ひとつの大きな出来事が起こる本書。読み終わって、心がじんわり暖かくなる、というのが好きな理由かも。シリーズものの醍醐味を...
大好物のアーロン・エルキンズ。このシリーズは何度も何度も読んでるけど、何度読み返しても面白い。骨から見えるものと、スケルトン探偵、ギデオンの人生と。その中でも、ひとつの大きな出来事が起こる本書。読み終わって、心がじんわり暖かくなる、というのが好きな理由かも。シリーズものの醍醐味を堪能出来るシリーズと思っています。新作、翻訳が待ち遠しすぎて、原書に手を出しそうな私です。
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