影の館 novel & scenario

吉原理恵子(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 2006/01/31
• JAN: 9784048736558

商品レビュー

2014/01/05

神の寵愛を受ける天使ルシファーに燃えたぎる欲情を覚えるミカエル。
天使×天使のＪＵＮＥ小説。まさに曇りなくドリーム小説で、好きな人にはたまらない内容かと。私はちょっと入り込めなかったです。

平成６年発売の角川ルビー文庫『影の館』に、ドラマＣＤシナリオと、書きおろしの小説『聖蜜の器』収録。
『聖蜜の器』は本編の補足というところなので、ルシファーとミカエルの本編カップルではなく、影の館に住むシャヘルのおしゃべりなど。

2008/08/30

正統派の耽美小説です。

往年のJUNEファンにとってはたまらない作品。
シリアスで、どっぷり浸れる天上界愛憎劇が楽しめます。
ハッピーエンドとは言えませんが、「愛」という感情の
重さをここまで息苦しく胸につきつけてくれる作品は
貴重だと思います。
この作家さんは「間の楔」が有名ですが、こちらの
「影の館」が原点のような気がします。

ずっしり重い耽美な世界を堪能したい方にお勧めです。

2007/03/14

昔懐かしい「影の館」再販ソフトカバー本
ＣＤドラマ化に伴い脚本収録。
(他加筆、小品の掲載)
愛の狂気を描き出し、昨今のＢＬとは
一線を画していると思う。