取締役これだけは知っておきたい法律知識

北河隆之(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社/
• 発売年月日: 2006/03/10
• JAN: 9784534040428

商品レビュー

2006/11/13

会社役員の義務と責任について、新法上での扱いを確認するために購入しました。
取締役の法律上の制限を確認しました。
どういう形にせよ取締役になった以上は、誠実に経営に参画しなければならない義務と責任があり、法律上では、名目上だから関係ないではすまされない世界に入ってしまうようです。他の役員らと誠実に経営の話ができないような環境では、役員にならないほうが無難な気がします。
説明が抽象的ですみません。

名目上の取締役・非常勤の取締役だからといって責任は免れないとのことです。第三者にとっては、そういった役員であってもなくても「役員」として認識されるからです。
仮に軽い気持ちで役員になってしまった場合は、法律上の取締役の義務と責任とを確認するために、こういった本をご参考になされることを薦めます。

簡単なお金の話もあり参考になるのですが、会社の債務保証の要請があったり、手形の裏書を求められたとしても、これに応ずる義務はないとのことです。
但し、会社にお金を貸し付けており、これを返して欲しい場合は、役員は会社への「忠実義務」を負い、この会社からの返済が会社の利益を害するようであれば、会社優先となりお金は、経営がよくならない限り返してもらえなくなるとのことです。