あくまびんニココーラ

大海赫(著者)

• 販売会社／発売会社: ブッキング
• 発売年月日: 2006/02/01
• JAN: 9784835442174

商品レビュー

2014/11/05

［　内容　］
ナナの趣味は、びんのコレクションです。
笑うびん、もとは人間だったというびん、いつかきっと人間になれる日がくると信じているびん、そして、悪魔が閉じ込められたびん…。
ナナのまわりの、不思議なびんの物語。

［　目次　］

［　問題提起　］

［　結論　］

［　コメント　］

［　読了した日　］

2014/05/20

大海 赫：作・絵/　ブッキング　初版2006

ナナのしゅみはびんのコレクションです。

不思議な瓶（人間？）の物語。
瓶＝人間
そんなのが読み取れます。
（あとがきでも、著者の言葉で書かれています。
瓶という物は、人間にそっくりだな――傷つきやすく、こわれやすく、からっぽになればなんの価値もありません。）
カオリもイトくんも悩める現代っ子、
あくまが怖かった。

これは…
続編はないのかな？
読みたいような、読みたくないような…。
このまま終わりだと、自分で続きを想像してしまいそうです

2012/07/13

ビン集めが好きなナナのもとには不思議なビン達が集まってくる。
感のいいビンのフフ、悪魔が入っていたニココーラのビン。
ナナはビン達の「先生」（お医者さん）でもあります。割れかけたビンを介抱してあげたり。

ビン達はいつか人間になれることを望んでいます。果たして人間になれる日が来るのでしょうか？

物語が終わった後、著者が記したあとがきには、人間というものが瓶とそっくりだとあります。傷つきやすく、からっぽになれば価値もない。しかし有名ラベルが貼ってあると尊大に構えている。私たちは「瓶」になってはいけない。そんな著者のメッセージが伝わってくる物語でした。