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コミュニティ グローバル化と社会理論の変容
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2006/03/29 |
JAN | 9784757141216 |
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コミュニティ
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
内容が多岐にわたっているため要約しづらいが、グローバル化時代におけるコミュニティの復権を、「コミュニカティブ(対話的)・コミュニティ」という点に集約して論じたもの。 政治哲学・社会学をひきながら「コミュニティ」の変遷を問い、さらに政治的・文化的に「コミュニティ」がどう定義されてき...
内容が多岐にわたっているため要約しづらいが、グローバル化時代におけるコミュニティの復権を、「コミュニカティブ(対話的)・コミュニティ」という点に集約して論じたもの。 政治哲学・社会学をひきながら「コミュニティ」の変遷を問い、さらに政治的・文化的に「コミュニティ」がどう定義されてきたかを考察する。これらをベースに、一気にポストモダン・グローバル化の視点を持ち込みまとめあげる。 一方でたいへん整理されており、他方でたいへん錯綜してもいるが、議論としてはやはり圧巻の構成である。 たしかに(訳者が解説で述べたとおり)ポストモダンに傾倒しすぎな面もあるが、私の「ポストモダン」に関する断片的な知識に照らせば、その方向でおおよそ正しいように思う。ポストモダン的なコミュニケーション形態が登場し、それは情報通信技術の発展にともなって、ますます強化されつつある、というところだろうか。(しかしポストモダン理論に関しては不勉強なので、なんともいえないとこが悔しい) もう一点なるほどと思ったところは、訳者解説における「グローバリゼーション」の定義。何の集団を媒介することなく、直接に個人が世界に結びつけられてしまう――曖昧でもやもやした「グローバリゼーション」という言葉が、ふとクリアになった瞬間であった。
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コミュニティに関してかなりまとまって書かれている。ポストモダン・コミュニティが従来のコミュニティの特性と異にしていることが良く理解できた。デランティの幅広さと奥深さが分かった。 近代においてコミュニティー近隣社会・地域社会などーは、産業化の進展・国民国家の成立によって、消滅すると考えられてきた。しかし、現代におけるグローバリゼーションは、個人を断片化し、経済も不安定になる。この不確実性の時代に、個人の帰属・拠り所として、コミュニティが復活を遂げているということ。 また、個人主義とコミュニティが対立するものだと考えられてきたが、新しい社会運動の研究によって、コミュナルなものは強力な個人主義によって支えられていることが明らかになっていく。結果、コミュニティは諸個人間のコミュニケーションによって支えられる。それは、外と内の区別もなくし、開放的で、移動性のあるコミュニティへと変化するという。かつて閉鎖的で排他的だったというコミュニティの特徴とは異にする。 確かに、情報技術の発達はコミュニケーションを飛躍的に発展させた。しかし、一方で、それは排他的・暴力的な排除をもたらすことも事実であるーサイバーテロ・悪質な書き込み・ゴシップの流布ー。では、復活しているコミュニティとは、楽園であり幻想なのであろうかという問いに至る。 それでは、グローバリゼーションに抗することはできないし、身体性を伴った「場所」すらなくなっているのではないかと。ポストモダン・コミュニティの課題はそこにあるのではないかということ。 山之内靖さんの解説が非常に分かり易く面白くもあった。すごい!
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さまざまなコミュニティのことが書いてある、というよりは、さまざまなコミュニティ論が説明されている、というような本。
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