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壊れる男たち セクハラはなぜ繰り返されるのか 岩波新書

金子雅臣(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2006/02/21
JAN 9784004309963

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壊れる男たち

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商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2024/02/05

出版社(岩波書店) https://www.iwanami.co.jp/book/b268815.html 内容紹介、目次、書評情報多数

Posted by ブクログ

2023/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2006年発売で少し時勢が古いところはあるが、程度の大小はあれ取り上げられるセクハラ事案に近しいことは今もあるだろうと想像される。 女性に対する無理解、軽視、ファム・ファタ―ルとしての女性像、ステレオタイプなどなどから男性の一人妄想の暴走が共通原因だろうという論旨を読み取れる。正直無意識的に女性に対するそういう期待が想起されることはある。でも、それが現実になるという浅はかな思考はバカバカしいと、自分を律する力が大切なのだと日々常々考えちゃう。 以下本書で特に印象に残った要点 ・セクハラ加害者が主張する女性は、あちらから誘ってきたやそうなることは望んでいるはずといったワンパターンなものが多い。そんなことはなくセクハラ加害者の男性の思考がワンパターンで、女性に対する蔑視や軽視が含有されており言語道断。 ・男性はその立場や権力が相手に影響を与えているとは考えない。純粋な恋愛ゲームだと誤認識する。なんと短絡的な・・ ・不倫との相違は、立場が対等かそうでないかがある。不倫はおおよそ相互容認の関係であるが、セクハラは立場を利用した強引で一方的な性という特徴(P178)がある。セックスの内容も支配的で一方的な男性の願望まるだしのものになりやすい。 →これは不倫にも対等な立場でないものもありそうだなと思ったりする。 ・セクハラに発展してしまう要因は、時代の変化に取り残された男たちの閉塞感や虚しさに対する癒しを求める態度にある。→時代の潮流というのはどんどん変化していくものですし、昔の価値観がずれ始めればアップデートする、そのためには日々勉強することが重要なんでしょうね。

Posted by ブクログ

2022/12/13

「合意だったはず」「自然のなりゆきで」―告発されて「加害者」となった男性たちは、事態を理解できず、相変わらずの言い訳を口にすると茫然と立ち尽くす。彼らはなぜ自らの加害性に無自覚なのだろうか。相談現場で接した多くの当事者の声を通して、「セクハラをする男たち」の意識のありようを探るノ...

「合意だったはず」「自然のなりゆきで」―告発されて「加害者」となった男性たちは、事態を理解できず、相変わらずの言い訳を口にすると茫然と立ち尽くす。彼らはなぜ自らの加害性に無自覚なのだろうか。相談現場で接した多くの当事者の声を通して、「セクハラをする男たち」の意識のありようを探るノンフィクション。 女性からのセクハラやパワハラの告発によって、これまでの男性中心の職場運営の不合理な部分や根拠のない男性優位のシステムが問われている。 こうした変化により、男性は自らのアイデンティティーに向き合わざるを得なくなっている。 そして女性からのセクハラ告発に対して、自分が男性優位な職場環境を無意識に利用していることや女性を見下していることに気付かず、加害者男性はセクハラ相談窓口に来る。 加害者意識のない男性の意識には何があるのか? 「急な仕事上の相談と称して食事や酒に誘い、言葉巧みに人気のない場所に連れて行き関係を結ぼうとした」ケースでは、「仕事の相談というのはよくあるきっかけ作り」「男女の間ではよくあること」「男と女の駆け引きの一種」という会社内での上下関係に意識が行かず女性の意思や立場に思いが行かない男性の勝手な思い込みがあからさまになっている。 既婚女性にしつこく食事を誘う社長のケースでは、「付き合うのも給料のうち」「ここで仕事していきたいだろう」と関係を迫り、女性がセクハラで訴えると「何も出来ない女性に給料を払ってあげたのに、恩を仇で返された」「被害者意識が強い女」と逆ギレする加害者男性の不誠実さが露になった。 こうしたセクハラ加害者男性の共通点は、自分が置かれた立場や相手女性から自分の言動がどう受け止められるかどう感じるかに鈍感であること。 男性は、自分の立場の優位性に慣れ過ぎていて、女性の意思を無視したり、女性の立場が弱いことが分からない。 男性側は、平均で仕事とプライベートを混同して自分の職場での立場を無視して、自由な恋愛としてアプローチしているので、女性が拒否するサインを出しても駆け引きとしか受け止めない。仕事場の女性を、仕事仲間ではなく恋愛や性の対象として見ている。 「イヤもイヤもスキのうち」「女性の抵抗はポーズだ」など、男たちの勝手な思い込みで勝手なストーリーを女性に強引に展開させようと、少しずつ逆らうことが出来ないところまで立場や酒などを使い支配をベースにした強引で一方的な性を求めている。 セクハラで訴えられると、「派手な服装をしているから」「酒を飲んで酔っ払った時に彼女にも期待があったはず」と卑怯な言い訳を並べる。 セクハラ事件は、加害者男性の男尊女卑的な意識と旧来の「男性が女性に好き放題に振る舞っても許される」という意識から派生する。 セクハラ加害者男性になる可能性は、どの男性にもある。歪んだ「男らしさ」を表現するジェンダー意識が自分の中にある限り、男は加害者になる可能性がある。男性の中にある男尊女卑的なジェンダー意識を問い、意識改革するきっかけになるノンフィクションです。

Posted by ブクログ

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