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春の魔術 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2006/03/14 |
JAN | 9784062753463 |
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春の魔術
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
耕平&来夢シリーズ最終巻。 第3巻を読んだのが1年前の2月なので、ほとんど主人公以外の設定、登場人物を忘れてしまっていた。作者が作中で過去の作品における登場人物の役割を解説していたので記憶を辿る一助となったが、それでもなお完全には思い出せなかった。 これも作者がシリーズを一気呵成に仕上げない事、そしてこのシリーズのキャラクターや設定に魅力がないことが要因だろう。なぜなら同じ作者の銀英伝シリーズや創竜伝シリーズやアルスラーン戦記シリーズ(うっ、これは間が空きすぎてちょっと自信がないかも・・・)では期間を置いてでもキャラクター、設定が蘇るからだ。 本作は最終巻ということで来夢の忌まわしい因縁に決着をつけるストーリーとなっている。来夢が北本氏と失踪する事件が発生し、耕平の携帯電話に正体不明の人物からの黄昏荘園への誘いを受けて耕平がそこへ向かう。道中で一緒になった小田切亜弓と手を組んで来夢と北本氏の救出劇が始まる。 やはりバランスが悪い作品だと改めて思った。ごく普通の大学生としか思えない耕平に能力以上の設定を授けているという印象が拭えず、ご都合主義的なストーリー展開であると思えずにいられなかった。 なぜこのシリーズがこれほどまでにこちらの意識に浸透せず、浅薄なままで読み終わってしまったのか? この疑問について今回1つの答えを見出した。 作者が絶賛する本シリーズのキャラクターデザインを務めたふくやまけいこ氏の絵と田中氏のキャラクター描写が全くマッチングしないからだ。 かなりの美少女で描かれている来夢がふくやま氏の絵だと普通の女性キャラで下手をすれば単なる少年にしか見えない。この辺のアンバランスさが非常に居心地が悪かった。 思えば挿絵のない銀英伝シリーズは置いておくとしても、アルスラーン戦記シリーズの挿絵を手がけた天野喜孝氏、文庫版の創竜伝シリーズのキャラクターデザインを手がけたCLAMPはそれぞれ非常に田中氏の描写に対して忠実であり、いや田中氏の描写を凌駕してかなり強い印象を読者に植え付けているように思うのだ。小説に挿絵をするのなら、この辺の先行するイメージというのがいかに大事かを再認識した。 で、結末はなんとも煮え切らないものとなった。最後の敵は結局今後もこの二人を襲うのか、それともあれで終わりなのか釈然としない。特に今まで問いかけてきた田中氏がこのシリーズで書きたかったジャンルというのはなんだったのかも解らず仕舞い。 こんなの書くより、創竜伝シリーズやアルスラーン戦記シリーズをはよ書いて完結せぃ!というのが正直な感想かな。
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春~のタイトルと、表紙の感じが読みやすそうかなと思って、中古100円で購入。 間違えた、完結編だった。 次に夏~を見つけたので読んでみます。
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突然消えたライムと北本氏を探すため再び黄昏荘園に向かった耕平。途中再会した小田切亜弓と共に不思議な世界へ。黄昏荘園に閉じ込められた人々。謎の生物たちとの戦い。
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