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指導力 清宮克幸・春口廣対論 光文社新書
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指導力 清宮克幸・春口廣対論 光文社新書

松瀬学(著者)

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指導力 清宮克幸・春口廣対論 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2006/03/20
JAN 9784334033453

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商品レビュー

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2024/06/27

(2006/7/2) あの「さおだけ屋は何故儲かるのか」などのベストセラーを出している光文社さんが、われらがラグビーファンのためにすばらしい新書を出してくれた。  これはすばらしい!  今の大学ラグビーの頂点である早稲田・関東学院両校の監督が3回にわたって対談をし、大学ラグビー、...

(2006/7/2) あの「さおだけ屋は何故儲かるのか」などのベストセラーを出している光文社さんが、われらがラグビーファンのためにすばらしい新書を出してくれた。  これはすばらしい!  今の大学ラグビーの頂点である早稲田・関東学院両校の監督が3回にわたって対談をし、大学ラグビー、日本ラグビーについて熱く語っている。おそらく今のラグビー界において現場で体を張っている監督の両雄である二人がだ!  ここにわが慶應の上田さんも加わってほしいところだが、5年連続大学ラグビー決勝を闘い早稲田3勝2敗と拮抗した両者にはちょっとかなわない。  そんなふたりのラグビー談義。非常に楽しい。  プロ監督としての清宮さんと、大学教授・先生が監督になった春口さんの、学生に対するスタンスの違いなど、非常に楽しい。  ラグビーファンにはぜひお薦めしたい一冊である。  清宮さんははっきりJAPANの監督を視野に入れている。2015年に日本にW杯を招致し、その際の監督として闘うつもりでいる。そしてそれが日本ラグビーを救う唯一の方法と考えている。今は東芝がJAPANとなり、他から補強するのが一番、監督は薫田さんにという考え。明瞭である。  早稲田はワセダクラブ、関東学院はマリノスと組んでまず地元からラグビーを盛り上げようとしている。これも力強い。  なんとかこういう動きに加わって、うねりを作りたい。  今日のW杯ではないが、サッカーはイングランドポルトガルが0-0、フランスブラジルも1-0と、極端に点が入らない。こうなると力のあるものが勝ち抜くとはいいきれないところがある。ラグビーはいい意味で違う。力のあるものが勝つ。そういうスポーツを盛り上げたい。  清宮さんが気になることを言っていた。慶應について。  138P  春口さんが慶應の魂はしっかりしているという趣旨の事を言うと  「でもね、昨今、魂、あやしいですよ、あそこは」  186P  「慶應はこうあるべきのバランスが崩れている」 ですと。  私の持論でもある対抗戦とリーグ戦の合流について、清宮さんは積極的だが春口さんはこのままでいい。早慶明にかなり敬意を表しているという感じ。  清宮さんも1123の早慶、12月1週の早明にはこだわりをもっている。慶明が復活したときに合流をすべきと言っている。  私は素人ファンとしてあーだこーだ行ってるわけだが、頂点にいらっしゃる二人はそれぞれ重いがあるということを痛感した。  ぜひお薦めしたい一冊である。ケンジさん、JINさん、ウルトラ総務さん!

Posted by ブクログ

2022/07/07

「松瀬学」がラグビーの指導者「清宮克幸」と「春口廣」にスポットあてた『清宮克幸・春口廣対論 指導力』を読みました。 「松瀬学」作品は昨年の9月に読んだラグビー本『スクラム 駆け引きと勝負の謎を解く』以来ですね。 -----story------------- 個人のやる気と才...

「松瀬学」がラグビーの指導者「清宮克幸」と「春口廣」にスポットあてた『清宮克幸・春口廣対論 指導力』を読みました。 「松瀬学」作品は昨年の9月に読んだラグビー本『スクラム 駆け引きと勝負の謎を解く』以来ですね。 -----story------------- 個人のやる気と才能を引き出し、強い組織をつくるには? 名指導者2人が、その経験とノウハウを存分に語る! 監督として、早稲田大学ラグビー部を一三年ぶりに日本一に導き、さらには三一年ぶりの連覇、社会人トップリーグチームを破る快挙を成し遂げた「清宮克幸(サントリーサンゴリアス監督)」。 関東学院大学ラグビー部を部員八人の状態から常勝チームに育てあげ、九年連続大学選手権決勝進出(継続中)の偉業を達成した「春口廣」。 互いに尊敬し合うライバル同士でもある名指導者二人が自身の経験とノウハウをもとに、「指導力」の肝について、深く、面白おかしく、存分に語り合う。 大学ラグビーのファンだけでなく、すべての指導者、部下を持つビジネスマン必読。 ----------------------- 2005年度シーズン終了後(2006年初頭)、3回に亘って行われた、早稲田大学ラグビー部監督「清宮克幸」と、関東学院大学ラグビー部監督「春口廣」(いずれも当時)の対談をまとめた作品です。  ■序章 五年目のノーサイド  ■第1章 五年間の死闘をふりかえる   チームは生き物   「史上最強」早稲田vs.関東学院   次につながる負け ほか  ■第2章 強いチーム、組織のつくり方   いい素材をどう見つけるか   組織の規律   チームづくり  ■第3章 ジャパンを強くする方法   なぜワセダとカントーが強いのか   大学ラグビーの課題   ジャパン強化 ほか  ■あとがき  ■早稲田vs.関東学院試合結果(2001~2005年度) 性格も指導方針が大きく異なる二人ですが、意外と共通点があるんだなぁ… と感じながら読みました。 著者は、その最たるものは「そこにいる人間を愛する能力。」とまとめていましたが、全く同じ印象、、、 本書を読んで「清宮克幸」の印象が変わりましたね。 それにしても… 「春口廣」って多弁ですねぇ、、、 対談で「春口廣」の方が、圧倒的にしゃべる量が多かったですね… 「清宮克幸」が言いたいことも含め、「春口廣」が説明している感じでした。 その中でも特に印象に残った発言を記しておきます。 「そりゃ、宝物は教え子だよ。」 「選手づくりじゃないの。  人をつくってんだよね。   ~中略~  その手段として、ラグビーをしているのさ。」 こんな指導者に指導してもらう機会があれば良かったなぁ… と感じました。 職場での後輩育成に役立てたいな。

Posted by ブクログ

2015/04/04

P64の春口監督の 毎年、たくさんの学生を送り出さないといけない ~中略~ おれたちは、ほとんどすんなり就職出来る早稲田とはちがうんだ。 という言葉が、すごく印象に残った。 早稲田のような圧倒的なブランド力を持つ伝統校に対し、一から強豪校に作り上げ、多くの卒業生を送り出してき...

P64の春口監督の 毎年、たくさんの学生を送り出さないといけない ~中略~ おれたちは、ほとんどすんなり就職出来る早稲田とはちがうんだ。 という言葉が、すごく印象に残った。 早稲田のような圧倒的なブランド力を持つ伝統校に対し、一から強豪校に作り上げ、多くの卒業生を送り出してきた指導者、教育者としての思いを感じた。 一瞬が勝敗を決し、明暗を分ける学生スポーツの世界に長く関わる中での実感でもあるのだろう。 そして、選手の立場から言えば、こうした言葉を聞けば、「だからこそ絶対に勝ってやろう!!」という気持ちにもなるだろう。

Posted by ブクログ

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