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トーテム 完全版(下) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2006/03/24 |
JAN | 9784488157036 |
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
少し間延びしていた上巻と違い、下巻でいきなり引き込まれる。 野獣のように変貌した少年、さらにその母親…感染書を狂わせる未知のウイルスは家畜から人間まで相手を選ばす感染しネズミ算で増えていく。その元凶は山中に潜むヒッピーグループのリーダー、クイラーなのか?立ち向かうスローター署長、...
少し間延びしていた上巻と違い、下巻でいきなり引き込まれる。 野獣のように変貌した少年、さらにその母親…感染書を狂わせる未知のウイルスは家畜から人間まで相手を選ばす感染しネズミ算で増えていく。その元凶は山中に潜むヒッピーグループのリーダー、クイラーなのか?立ち向かうスローター署長、恐怖に負けそうになりアル中に悩む記者のダンロップ、スローターを拘束して武装蜂起するパーソンズ市長。戦場となった街、そして山でウイルスに冒された者どもと戦いながら、それぞれの過去や葛藤を描いていく アクション大作なのだ!! 男には、逃げてはいけないことがあるということを、怒りを込めてマレルは描いている。かつてそれこそ男のこだわりだった。これはプライドであり生き方の問題だ。保身に走る市長のパーソンズ、恐怖に負けてしまうダンロップ、そして対象的にすべてを正面で受けて戦うスローター。やはりランボーと同じ構造だ。 彼らが心の中で何と闘っているのかはその過去を説明することで伝えられる。マレルにとって未知のウイルスはあくまで敵を作るためのネタであり、その原因説明はほとんどない。なぜこんなことになったのかはよくわからないし、優先順位は低い。ホラーといっても超自然的な話ではないようだ。そのあたりもはっきりしない。マレルが描きたかったのは、立ち向かう生き方なのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
完全版と銘打ってあるが、旧版(ハヤカワ文庫刊。現在は絶版)でいくらかそぎ落とした部分を復活させたものだろうと思いきや、著者のあとがき曰く「長さは2倍、全体の3分の2は似て非なるもの」なのだそうだ。 プロットだけを追えば確かに怪物+パニックホラーであるとも思うが、正直主人公を含めた主要人物の描写に行数が割かれている割に、肝心の怪異の原因やそれの根源との対決が今一つどころかあまりに物足りない。結局何でこんなことになったのさ?という読み手の疑問に対する回答がおざなりなのだ。なので娯楽ホラー作品としては何だかなぁ……という感じ。 とはいえ主人公らの内面の葛藤などの心理描写とか、そういった方面は読み応えがある。 マレルという作家は、やはり「強迫観念」を執拗に描く作家なのだなと。
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