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テレビの罠 コイズミ現象を読みとく ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2006/03/10 |
JAN | 9784480062963 |
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テレビの罠
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商品レビュー
3.1
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
副題にあるように、「コイズミ現象」を巡るTVの功罪を、豊富な文献検索(悪口を言えば他人のフンドシ)で読み解こうという本。 TVが戦後ニッポン國民をバカにせしめたとオレは思っているんだけど、視聴率という形で國民自身がバカを望んでいるのも事実なのであって、実際のところはどちらが先なのかよくわからない。 TVの最大の難点は、時間に絶対的な制約があることだと思う。あらゆるコンテンツを一定時間に収める必要があるために、議論は深まらず、どんな映像にも編集が介在し(たとえ「生中継」であっても)、結論はシリキレになる。イッシューがシリアスであればあるほど、それは次々に流れ去ってしまう(コドモ文化丸出しのバカCMに切り替わる)。 この辺を天才的にうまく操ったのがコイズミさんである。 曰く、「ワン・フレーズ・ポリティクス(一言政治)」という。改革是か非かという身も蓋もない単純化で、國民世論を大動員した。その媒体となったのが、TVである。例のブラ下がり取材を一日二度行ったのもコイズミさんである。 さて、選挙演説でアソーさんが街頭に立った時(これも何で街頭で演説せにゃならんのかというとやっぱりTV向けなんだろうけど)、アソー・アソーの大合唱の映像には唖然とした。「フクダさんとアソーさんなら、やっぱりアソーさんかなぁ」と、どっかのオバサンが目を輝かせる。 政治や行政がおバカなのも國民がバカなせいだが、はて、どこかで歯止めをかけることはできるのだろうか?
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2006年3月刊行。小泉郵政選挙の結果をもたらした原因とテレビの功罪(どちらかといえば罪)、そのテレビを動かした大衆の意思との相関関係を読み解こうとするもの。郵政選挙を、森田実氏流「平成版大衆翼賛選挙で活躍したのがテレビ」か、福田和也氏流「非正規労働者の公務員批判選挙」と見るかべきなのかは不明。民主党政権交代選挙との比較を加味するとよくわからないのだ。小倉千加子氏流「組織に属さないフリーの有権者の閉塞した状況の打破」か?。その他にも、検討すべき項目が多い。 ①佐藤優のファシズム生成論、②ポストモダンは何でもありか? ③アメリカ巨大ファンドのマスコミコントロールの可能性、④ポストモダンにおける沈黙のリベラル左派のわけなど。
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タイトルはテレビの罠、だが、結局は郵政解散とその後の総選挙という現象を通じての有権者の心理やらそれにテレビがどんな影響を与えたかを分析したかったであろう一冊。引用しているところが多すぎて結局何を言いたいんだかよくわからないし、書いている自分自身が一番病んでいるんじゃないの?という...
タイトルはテレビの罠、だが、結局は郵政解散とその後の総選挙という現象を通じての有権者の心理やらそれにテレビがどんな影響を与えたかを分析したかったであろう一冊。引用しているところが多すぎて結局何を言いたいんだかよくわからないし、書いている自分自身が一番病んでいるんじゃないの?という邪推をしたくなる始末。ちくま新書だからと信頼していたんだけど、やっぱりこの人の本を読むときは注意が必要ですな。
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